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北海道弟子屈ならではの夏の風景
弟子屈町では6月から8月にかけてソバの栽培を行っています。弟子屈町のソバは「摩周ソバ」と呼ばれ味品質ともに優れており、毎年町内でソバ祭りも行われています。玉川大学でも毎年2〜3haほど(1haは100m×100m)の栽培を行っています。ソバの収量は低いので現在西洋ミツバチを導入し、収量に及ぼす影響についても調査しています。
![]() ソバ畑の様子です。白色に見えるのはソバの花です。 |
![]() 今年はやや生育が不良ですので、実習中に追肥作業を行いました |
ソバの花はよく見ると、2つのタイプの花が咲いています。やや難しい話になりますが、一つのタイプはめしべがおしべよりも長い花で長花注花といいます。もう一つはおしべがめしべよりも長い短花注花です。異なった花の花粉がめしべに着かないと受精が行われません。そのためミツバチを使っています。今回使用した西洋ミツバチは遠く熊本から運ばれたミツバチです。
![]() ミツバチの巣箱の説明 |
![]() 夏の北海道でよく見かける風景です。ロール状に丸く見えるのは、牧草です。 |