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この動物は何でしょう?わかりますか?

雪は記憶する

「雪は天から送られた手紙である」と故中谷宇吉郎北海道教授は雪を表現しました。
現象的には空から落ちてくる氷の結晶のことで、またそれが地上に積もった物も雪と呼びます。
雪は時として暴君になり、また時としては人の心に訴えかける歌の題材にもなります。
そして雪には記憶する能力もあります。2月5日からサッポロ雪まつりが始まりましたが雪像などはまさに雪の記憶する能力を人間が利用したものです。
森の中や雪原を歩いてみるとたくさんの記憶された足跡があります。
寒冷地環境生物生産研究施設ではこの足跡から野生動物の生態を調査しています。
みなさんこの足跡の正体はわかりますか?


1番:樹上生活者です。画像右下に向かって進んでいます。前が後足、後が前足です。

2番:草食動物でウシの仲間です。最近は増えすぎて困っています。

3番:小さな森の住人、食物連鎖の下支え。長い尻尾が特徴です。

4番:バレエの題材になっている水鳥。泳ぐ姿は優雅ですが、歩く姿は・・・

5番:右側は犬の足跡、左は同じイヌ科ですが北海道の代名詞のような野生動物です

6番:種までは断定出ませんが、餌があったのか急降下着地ですね。





答え:1番エゾリス。2番:エゾシカ(オスの可能性大)。3番ネズミ(エゾヤチネズミ?)
4番:ハクチョウ。5番:キタキツネ。6番:鳥の着地跡(羽を広げてブレーキイング)

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