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ボランティア

ボランティア活動を通して

自分は中学3年生から今まで、地域の子供会やジュニアサブリーダーの小学生たちのレクリエーション活動の計画と運営を行うボランティア活動を続けてきました。今回私は、玉川学園中等部の子供たちとカナダのインストラクターの方々と共にさまざまなレクリエーション活動を行い、とても貴重な時間を過ごし多くのことを学び、感じました。まず1つ目は、人のコミュニケーション能力の高さを今回のボランティアで思い知らされました。中等部の学生は、授業で英語を習っているとはいえ、インストラクターやTNCスタッフの話す英語をほとんど理解できません。しかし、彼らのボディーランゲージや表情、目線、声のトーン、発音などから中等部の学生は話の内容を推測していました。彼らは、言語を使ったコミュニケーション(バーバルコミュニケーション)ではなく、言語を使わないコミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)を使ってコミュニケーションをとっていたのです。自分はこの時初めて、ノンバーバルコミュニケーションの凄さを知りました。2つ目は、どのように子供たちが集団で1つの問題に取り組み解決するのかを知りました。自分が国内のボランティア行った内容と今回のボランティアの内容を比べてみて大きく違ったことが1つだけありました。それが、問題解決です。たとえば、小さな台に8人の人間が乗るにはどのようにすればいいのか、話し合って実際に全員で試してみるというアクティビティーがありました。本当に単純な内容で、一見すると何もおもしろくないように見えました、しかし実際に話し合い試したりすることが、とても楽しく思えました。そして問題を解決したときの喜びは、すばらしいものでした。このようなアクティビティーを、自分たちはボランティアであまり行わないので今後は積極的に取り入れたいと思いました。3つ目は、初心に帰るきっかけになりました。今回のボランティアでは、英語しか使えず子供たちとまともにコミュニケーションをとることができませんでした。しかし、かつての自分もそうでした。自分がボランティア活動を始めて間もない頃は、子供たちと(特に異性である女の子)コミュニケーションをとることは出来ませんでした。そんな時自分は、とにかく体を動かして過剰にアピールしていました。今回のボランティアもコミュニケーションをとりにくい状況だったので、体を動かして過剰にアピールする力押しをし、かつての自分を思い返すことができました。また、今回のアクティビティーは、どれもシンプルなものばかりでした。だからこそ、「なぜ、遊ぶことはこんなに楽しいのか?」という根本を見つめる良い機会になりました。自分は、将来子供たちにさまざまなレクリエーションを指導する仕事をするのが夢です。自分には、子供たちにさまざまなレクリエーションを通して色々なことを学び、感じ、地域で活躍できる大人になってほしいという思いがあるからです。最近では、自治会や地域の子供会の活動が希薄になってきています。地域で活躍してくれる大人が少ないからです。自分の行っている活動が、少しでも地域を元気づけるきっかけになっていることを、今でも願っています。By Daisuke


団結力を高めるためのアクティビティを皆で行いました

小さな台に8人の学生が知恵を絞って乗っかります

何と言っても、カナダへ来たらカヌーは外せません

カヌーを上陸させ、森の中でかくれんぼをしました

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