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日本の果実栽培では、消費者の高品質果実の要求が高いため、厳しい栽培管理が行われています。果実の表面に傷がついたり、果実の形の悪いものは随時摘果されています。それでも収穫時に、出荷基準に満たない果実も多くあり、加工用としての受け入れがない生産地では、収穫後選果され、規格から外された果実は畑に捨てられてしまいます。(土に還るとはいえ)味は変わらないのに、外観が悪いだけで、捨てるのは非常にもったいないですね。
そこで久志農場ではポンカンシャーベットを製造するために、ほとんどのポンカン果実は工場に出荷されますが、それでも基準に満たない果実は絞ってジュースにされ、そのまま冷凍し、生搾り果汁として利用しています。今までは一つ一つ手で搾っていたので、非常に手間がかかりましたが、今年からは自動搾汁マシーンがやって来て、大きな戦力になっています。
![]() 入念に果実を洗浄します |
![]() 搾汁マシーンで搾汁 |
![]() きれいに果汁を搾ってくれます |
![]() 最後に残った絞りかすは、ニワトリの餌として利用します |