News&Topics

先端食農学科の大橋敬子教授が、2026年度日本農業工学会賞を受賞しました。

先端食農学科
  • #研究成果

本学農学部の大橋敬子教授は、2026年度日本農業工学会賞を受賞し、5月9日(土)に東京大学弥生キャンパス・フードサイエンス棟中島董一郎記念ホールにて、受賞式および記念講演が行われました。

今回の受賞は、大橋教授が大学院修了後、助教としての着任以来、長年にわたり取り組んできた「光環境制御による付加価値植物の高効率生産に関する研究」が高く評価されたものです。

前職(東京大学大学院農学生命科学研究科)では、発光ダイオード(LED)やカラー蛍光灯を用いて、光質が植物の窒素代謝や光合成能力に及ぼす影響を調査しました。特に、光質制御による野菜の高品質化に関する研究では、機能性成分の評価に加えて、有害成分が含まれないことを確認する詳細な化学分析も実施し、安全性と品質の両面から検証を行いました。これらの成果をまとめた論文は Environmental Control in Biology 誌に掲載され、同誌における論文引用回数1位(2025年9月時点)を獲得しています。

玉川大学着任後は、Future Sci Tech Lab(植物工場研究施設)での研究活動を中心に、LED植物工場における高付加価値植物の生産性向上に取り組んでいます。緑色光の補光がリーフレタスの葉の老化を遅延させ、植物工場における歩留まり向上に寄与することを示したほか、近年ではUV-A照射により抗酸化物質を高効率に蓄積させる技術の開発を進め、ニチニチソウにおいて抗がん剤成分の増加にも成功しています。

現在は、植物工場の社会実装に向けて、エネルギー問題の解決にも取り組んでいます。 今後のさらなる研究の発展が期待されます。

授賞式
授賞式