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卒業研究紹介|ラン科植物(キンラン、シュンラン)の採種法の検討
-自家受粉、他家受粉および受粉量について-

環境農学科
  • #学生の研究成果

※2025年度卒業の持続的農学領域の卒業生による研究紹介です(山﨑 旬 教授指導)

絶滅が危惧されるラン科植物の野生復帰を目的とした増殖手法の開発については、既に種子スティック法などの手法が開発されている。一方で、それには大量の種子が必要となる。今後、野外における種子繁殖法をさらに発展させていくためには、効率的に大量の種子を確保する手法の確立が重要である。そこで本研究では、キンランおよびシュンランを対象に、異なる受粉方法、受粉量で人工受粉を行うことで、効率的な採種法を検討した。その結果、キンランは自家受粉かつ受粉量を多くすること、シュンランは受粉方法に関わらず受粉量を多くすることによって、採種効率を高められることが示された。

材料としたラン科植物(左:キンラン、右:シュンラン)
TTC染色したシュンランの種子
研究に取組んだきっかけ、感想など

絶滅危惧植物の保全に関する研究がしたいという思いから、本研究に取り組みました。キャンパス内で野生個体を探すところから始まり、人工受粉作業や着果率の調査、種子数の計測等、大変な作業も多くありましたが、最終的には得られた結果から様々な傾向を読み取ることができました。これだけ多くの時間や労力を費やして1つの物事に取り組む機会はなかなかないので、非常に貴重な経験となりました。