2025年11月20日、音楽学科2年生による自主企画コンサート「GLANZミュージカル」が、玉川大学 University Concert Hall Marbleにて開催されました。

音楽教育コース、ミュージカルコース、演奏創作コースに所属する2年生たちが、コースの垣根を超えて集まり、約1年間かけて準備してきた公演となりました。
この公演の最大の特徴は、企画から実施まですべてを学生たちが主体的に運営したことです。

楽曲の選定から編曲、パート練習の計画、合同リハーサルの調整、照明や音響などの舞台設営、詳細な進行表の作成、当日の受付や会場整理まで。通常は教員やスタッフがサポートする部分も含めて、学生たち自身で話し合い、役割分担し、一つひとつ形にしていきました。

約1年という長期間、授業や課題と並行しながらスケジュール調整を重ね、時には意見がぶつかり合いながらも、「自分たちの手で最高の舞台を作りたい」という思いでチームをまとめ上げました。
音楽学科では、演奏技術を磨くだけでなく、音楽を通じて社会とつながる力を育てることを大切にしています。

今回の自主企画では、学生たちが実際のコンサート制作に必要なプロジェクトマネジメント、チームワーク、問題解決能力を実践的に学びました。
楽曲を編曲する能力、リハーサルを効率よく進める計画力、舞台裏で支える協調性。舞台の上で輝くパフォーマンスの裏には、こうした多様なスキルが詰まっています。
また、異なる専門性を持つ学生たちが協働し、それぞれの強みを持ち寄ることで、一人では成し遂げられない豊かな舞台が実現しました。
この経験は、音楽家としてだけでなく、社会で活躍する人材として成長していく上で、かけがえのない財産となるでしょう。

玉川大学音楽学科では、こうした学生の自主的な活動を積極的に支援しています。
授業で学んだ知識や技術を、実際のステージで試す機会。自分のアイデアを形にする自由。仲間と協力して一つのものを創り上げる喜び。

音楽学科での学びは、楽器を演奏することだけにとどまりません。企画力、創造力、実行力を磨き、音楽を通じて社会に貢献できる人材を育てています。
「GLANZミュージカル」は、そんな音楽学科の学びの魅力を体現する舞台となりました。
2年生たちの挑戦は、後輩たちにとっても「自分たちもやってみたい」と思える大きな刺激となりました。

今後も学生一人ひとりの「やりたい」を応援し、可能性を広げる環境を提供してまいります。