公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションより、ピアノをご寄贈いただきました。

この度、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション(京都市)による「教育機関へのピアノ寄贈事業 2025年度」において、玉川大学芸術学部音楽学科が採択され、計6台のピアノをいただきました。

本学にとって、このような貴重な機会をいただけましたことは、大変光栄なことであり、心より感謝申し上げます。

ローム ミュージック ファンデーションについて

公益財団法人ロームミュージックファンデーションは、1991年の設立以来、日本の音楽文化の発展に多大な貢献をされている音楽財団です。

同財団は、若手音楽家の育成を目的とした奨学金制度をはじめ、京都・東京・大阪での定期演奏会の開催、音楽団体への活動助成、音楽教育支援など、多岐にわたる支援活動を展開しています。

これまでに同財団の支援を受けた音楽家は数多く、その中には国際コンクールでの入賞者や、現在日本を代表するオーケストラの首席奏者、世界各地で活躍するソリストなど、日本の音楽シーンを牽引する演奏家が数多く含まれています。

また、同財団は音楽家の育成だけでなく、音楽を学ぶ環境そのものの整備にも力を注いでおられます。今回の「教育機関へのピアノ寄贈事業」はその取り組みの一つであり、全国の音楽教育機関において学生たちが良質な楽器で学べる環境を整えることで、日本の音楽文化の底上げと次世代への継承を支援しています。

「教育機関へのピアノ寄贈事業」について

本事業は2022年度より開始され、今回で4年目を迎える取り組みです。全国の演奏家を養成する教育機関において老朽化したピアノを良質なものへ入れ替えることで、学生たちが音楽を楽しみ、学ぶ環境を整える一助となり、音楽文化の普及と発展へ繋がることを期待するものです。

2025年度は、公募による厳正な審査を経て全国10校が選定され、総計42台、総額4億4,893万円という大規模な支援が実施されます。1校あたり本体価格5,000万円を上限とするこの事業は、教育機関単独では実現が困難な、世界最高水準の楽器の導入を可能にするものです。

ローム ミュージック ファンデーションによる視察では、本学の施設や教育内容、そしてピアノの管理状況について詳細な確認が行われました。本学の教育理念や学生たちの真摯な学びの姿勢、そして日々のピアノのメンテナンスに対する真摯な取り組みを評価いただき、今回の寄贈先として採択されたことは、本学にとって大変名誉なことです。

寄贈されるピアノについて

今回、本学音楽学科には以下の6台のグランドピアノをご寄贈いただきました。

KAWAI SK-3 2台

188cmの奥行きを持つShigeru Kawaiシリーズのプレスティージ・モデル。ふくよかで柔らかな音色が特徴で、低音から高音までバランス良く整えられ、豊かな演奏表現を可能にします。フルコンサートピアノと同様の厳格な基準で選別された響板素材と、革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションⅡにより、繊細なニュアンスから力強いフォルテシモまで、幅広いダイナミクスに対応します。本学校舎の、UCH-306教室、及び321教室に設置されました。

KAWAI SK-5 1台

200cmの奥行きを持つShigeru Kawaiシリーズの中核モデル。より大きな響板面積により、豊かな音量と深みのある響きを実現します。銘木「バーズアイメープル」による側内化粧など、音響性能と美しさを兼ね備えた楽器です。UCH-203教室に設置されました。



Steinway & Sons B-211 1台

スタインウェイ社が誇る名器。211cmの奥行きを持ち、世界中の音楽家から愛されるスタインウェイ独特の深い響きと表現力を備えています。演奏会用グランドピアノとしても広く使用され、本学の演奏・創作コースで学ぶ学生にとって、世界最高峰の音色に触れる貴重な機会となります。UCH-101 小ホールに設置されました。



YAMAHA C3X espressivo 2台

ヤマハが開発した、演奏者の感性に寄り添う新しいコンセプトの楽器。espressivoは「表情豊かに」を意味し、その名の通り、演奏者の微細なタッチの違いを音色の変化として表現します。186cmのコンパクトなサイズながら、豊かな響きと高い表現力を兼ね備えています。UCH-320,322教室に設置されました。



玉川大学音楽学科における活用

本学音楽学科では、創立者小原國芳が掲げた「全人教育」の理念のもと、「真・善・美・聖・健・富」という六つの価値をバランス良く育成し、音楽技術の向上だけでなく、個人一人ひとりに合わせた成長を目指しています。

また、「師弟同行」の精神を大切にし、経験豊富な教授陣が学生一人ひとりに寄り添い、その可能性を最大限に引き出す教育を実践しております。

今回寄贈いただく楽器により、学生たちは日々のレッスンやアンサンブルの授業において、より豊かな音色と表現の可能性を体験することができます。演奏・創作コース、ミュージカルコース、音楽教育コースのいずれにおいても、良質な楽器に触れる経験は、学生たちの音楽性を深め、将来の音楽活動の礎となることでしょう。

良質な楽器での学びは、音の美しさ、響きの豊かさ、タッチの繊細さを体感として理解する貴重な機会となります。これらの経験は、単に演奏技術を向上させるだけでなく、音楽に対する深い理解と豊かな感性を育み、学生たちが将来、演奏家、教育者、あるいは音楽を通じて社会に貢献する様々な分野で活躍するための確かな基盤となります。

公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション様には、本学の教育理念と学生たちの熱意をご理解いただき、このような貴重な機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。今後、益々のご活躍、ご発展を願っております。