メディア信号処理研究室 大竹 敢教授
予測技術と画像処理を使って未来の生活を豊かにするための研究・技術開発を行っています。
画像・映像から意味のある情報を自動的に抽出し、さらに予測技術を活用することで、未来の生活を安全かつ豊かにするためのさまざまなシステムの研究・開発に取り組んでいます。現在は、(画素数の少ない)粗い画像から高品質な画像(4K画像など)を再構成する超解像処理や医用画像を使った診断支援システムの開発などを中心に行っています。
学部生でも、研究成果を国際会議で発表できます。
研究に興味があり、やる気のある学生は、1年生でも研究室に受け入れています。これまで、多くの学生が国際会議で英語で研究発表を行っています。その中には学会の優秀論文賞を受賞した学生もいます。
Pick up
千葉大学との共同研究により、舌撮影解析装置(TIAS)を利用して、東洋医学で行われている舌診断を支援するためのソフトウェア開発を行っています。
ビジュアルインタフェース研究室 塩澤 秀和教授
ビジュアルな情報表現を中心に人にわかりやすいコンピュータのインタフェースを提案しています。
画面表示、VR、ARなどのビジュアルなユーザインタフェース技術に関して、プログラミングで新しいソフトウェアを開発しています。主な研究テーマは、コンピュータグラフィックスを用いてデータ空間をわかりやすく表示する情報可視化や、インターネット上での遠隔共同作業の支援、その他ゲームや教育システムのユーザインタフェースです。
「こんな使いやすいアプリがあったらいいな」を実現できます。
ユーザインタフェースは、目に見える分野でわかりやすいので、自分の身近な問題意識から新しいアイデアを考えて実現できます。プログラミングを学べば、コンピュータを自由自在に操り、自分で魅力的なアプリが作れます。
Pick up
企業同士の研究開発の協力関係を外部から知ることは難しいですが、この研究では特許に注目し、特許の出願データを解析して、企業同士の共同出願の関係図を表示します。
数学教員養成プログラム 佐藤 健治教授
平面図形や立体図形を考察する幾何学や高次方程式の解法などを考察する代数学を研究しています。
例えば以下のようなことを考察します。三角形の頂点から対辺に下ろした三垂線は一点で交わりますが、四面体の頂点から対面に下ろした四垂線は一点で交わるとは限りません。なぜでしょう?中学校で学んだ二次方程式の解法のように三次方程式や四次方程式にも解法があります。しかし五次方程式の解法は作れないことがわかっています。なぜでしょう?
立体図形を実際に組立てて触れることにより深く理解します。
多角形を貼り合わせて多面体を作る教育玩具をいろいろ用いて立体図形の理解を促します。実際に自分の手で作って触れてみることにより空間図形を把握する力がつきます。
Pick up
ルービックキューブを分解して完成した状態でなくランダムに組立て直すとき、回転で完成できる確率は十二分の一しかありません。このような問題を代数学で考察できます。
サービス知識科学研究室 根上 明教授
価値を創り出す手段である知識を創り共有し、活かすことによってサービス価値を創造します。
日本の「おもてなし」に代表される体験のように、サービスは「タダ、モノでないもの」という見方から、提供者と受容者が,価値を共に創る過程と変化しました。形のあるモノ、形のないサービスを一つと考えると、サービス企業、モノづくり企業、そして教育場面でも、顧客や学習者にとって価値ある提案(ピアサポート・アクティブラーニング)ができます。
教師とゼミ生で力を合わせて玉川っ子をめざしています。
教師とゼミ生がともに働き、ともに食べ、笑い、ともに研究し、ともに学ぶ師弟同行活動を通して、価値共創の視点で、互いに支援し合いながら、知識と行動を併せ持つ知行合一の玉川モットーの実践者である玉川っ子をめざすことを大切にしています。
Pick up
10年先の長期目標(ありたい姿)を定め、自分の強みや弱みなどを分析して、1年後の短期目標(なりたい姿)を決め、目標が達成できた自分のイメージを明確にします。
マネジメント・コントロール研究室 小酒井 正和教授
企業の経営戦略や経営管理(マネジメント)を中心として文理芸なんでもありのクリエイター集団。
ゼミ生が自分で決めたテーマで活動していき、必ず実際のビジネスに役立つ成果を提案するようにしています。テーマはなにかしらの企業の経営戦略やマネジメントに関わるものですが、文系的なインタビュー調査、理系的なデータ分析やドローンのビジネス活用、製品デザインやアート活動など文理芸なんでもありの幅広い活動を行っています。
有名企業とのコラボがいっぱい。
ゼミの時間には、企業の経営者をはじめとして、多くのお客様が訪れ、ゼミ生と議論したり、講話をしてもらうことが多いです。また、ゼミ生が企業と連携して、研究活動を進めたり、他大学のゼミとの交流したりすることも多いです。
Pick up
ドローン特区の秋田県仙北市においてドローン研究を進めており、地方創生のためのビジネスを企画しています。ドローンを使ったプログラミング教育にも力を入れています。
知能機械研究室 福田 靖教授
ロボットの新たな機構や制御について研究をしています。
4足ロボット、移動ロボット、ロボット・スーツなど新たなロボットの開発をしています。犬より速く走る4足ロボットを作る、どこにでも行ける移動ロボットの機構を考える、ロボット・スーツでプロの技を体験するなど、新たなロボットの実現をめざしています。
自分たちで作ったロボット・スーツがテレビに出ました。
3年次に研究室に配属されます。タミヤのキットを用いたロボット作りを経験するとともに、機構学や設計製図など、ものづくりに必要な知識を修得します。卒業研究では、チームの皆と一緒に、新たなロボットの開発に取り組みます。
Pick up
2つのロボット・スーツで動作の記録再現をします。スポーツや楽器演奏で身体を動かすコツを学んだり、伝統芸能や製造現場での熟練技術の記録・伝承が可能になります。
サスティナブルエンジニアリング研究室 斉藤 純教授
持続可能な社会の実現をめざして化石燃料によらない自動車のエネルギーシステムを研究しています。
電力を得るためのエネルギー源をどのように作り出すのかが重要です。水素をバイオマスで作る研究をしており、さらに循環型エネルギーとして期待されているマグネシウム金属に注目して、それらをエネルギー源として走行する自動車を開発しています。もの作りをしながら研究を進めてシステムを実験車両に搭載し、ソーラーカー大会で実証試験を行っています。
実験車両は車両本体も電装システムも自分達の手で作っています。
TSCPとして活動しており、ソーラーカーの大会に20年間出場していて、総合優勝4回、クラス優勝11回という結果を残してきました。TSCPには1年生からでも参加でき、機械から電装まで横断的なもの作りに挑戦することができます。
Pick up
ハイブリッドソーラーカーで非常電源用として市販されるマグネシウム空気電池を使い、550kmの走行に成功しました。より長距離を走行できるように改良を続けています。