数学教員をめざす学生のための専門プログラム

数学教員をめざす学生のための専門プログラム

多くの学部・学科で教員免許状を取得するためのカリキュラムが用意されており、これまでも数多くの教員を送り出してきた玉川大学。「数学教員養成プログラム」は、中学校と高等学校の数学教員の免許取得を目的とした、数学教員をめざす学生のための専門プログラムです。
玉川大学の教育理念と工学部が長年培ってきた「数学教育」のノウハウが詰まっており、入学直後から将来の数学教員をめざすための、多彩な特別カリキュラムが設定されています。

セレクト研究室

数学研究室

プログラムの特徴

1年次から数学教員への道がスタート!

「数学教員養成プログラム」は、数学に力点を置いた受験科目が設定されています。入学直後から数学教員養成のための特別カリキュラムに取り組み、4年後の教員免許取得をめざします。
1年次では教員にとって必要となるさまざまな基礎科目を学び、玉川大学ならではの全人教育のもと、教員になるための基盤をしっかりと創り上げます。また同時に、代数学・解析学などの数学の専門教科にも早い時期から取り組みます。2年次以降は数学教員養成コースに進み、数学教員としての資質を磨いていきます。また、 教師教育リサーチセンターが実施する独自のサポートプログラムにより、教員免許取得に向けてのステップを着実に進むことが可能です。

特長

01

数学教員に不可欠な専門科目を履修

1年次最初の新入生ガイダンスで、教職課程の概要説明が行われ、順次教職課程に必須となるさまざまな基礎科目を履修します。ただし1年次終了時にGPA*で一定レベル以上の成績を収めなければ、2年次以降の数学教員養成コースに進むことはできません。2年次からは数学教員をめざすための本格的な学びがスタート。数学関連の基礎教育に始まり、ベクトル解析や複素解析などのより高度な数学関連の専門科目を履修します。

数学教員をめざす学生のための専門プログラム

特長

02

自分の特性を見極めてフレキシブルな
進路選択

数学教員への道は、決して安易で平坦なものではありません。事実、教員免許を取得するまでにはさまざまなハードルがあり、数学教員としての資質が試されます。数学教員養成プログラムで入学した学生は、情報通信工学科、ソフトウェアサイエンス学科、マネジメントサイエンス学科、デザインサイエンス学科のいずれかに籍を置くことになりますが、2年次に進む時点であらためて次の選択をします。1つはそのまま数学教員養成コースに進み数学教員への道を歩むか、もう1つは数学教員のための学びではなく所属している学科の学びを極めるかのいずれかです。1年間のプログラムの学びを通して自分の特性を見極めた上で、ふさわしい将来の進路を選ぶことができます。

4年間の学び

4年間の学び

教師教育リサーチセンター

豊富な教員養成サポートプログラムを展開

教師教育リサーチセンターは、教員をめざす学生を強力にバックアップしています。学部や学科、そして教育現場と連携しながら、「教員養成の玉川」ならではの実績ある教員養成プログラムを学生に提供します。早期から教職に関する学修ができるよう、1年次より学修スタートガイダンスや模擬試験、採用試験(筆記・面接・小論文)対策講座、自主学修会など、実践的なサポートプログラムを継続的に開講しています。
さらに教育現場体験プログラムも充実。1年次の参観実習、2年次の介護等体験、4年次の教育実習だけでなく、4年間を通じて、教育インターンシップや教育ボランティア、小・中学校の参観実習など、教育現場を肌で体験できるカリキュラムを整えています。なかでも力を入れているのが教員養成合宿で、数学の集中講義はもちろん、現在教員として活躍されている卒業生から学校教育の実情を聞くことができる機会を設けています。

PICKUP教員経験者が徹底サポートする
教職サポートルーム

教員経験者が徹底サポートする教職サポートルーム
空き時間や放課後、長期休暇中などに、
積極的に利用することが可能。

教育現場での経験が豊富な専属教員が常駐し、教科指導や学級経営などの相談に対応しているのが教職サポートルームです。採用試験前には、受験地ごとの採用試験の傾向に合わせて、論文や模擬面接、模擬授業など、個別・小グループ別にきめ細かい指導や具体的なアドバイスを行っています。

STUDENT'S VOICE

仲間と学ぶ日々が成長の糧になっていく

工学部 マネジメントサイエンス学科4年 大矢 遼さん

大矢 遼さん

中学時代に受けた数学の授業がおもしろく、自分も生徒に数学の楽しさを教えたいと思うようになりました。そこで数学に特化した「数学教員養成プログラム」を志望し、教員の対策ができる「プレゼミ」を選びました。授業は「数学というものを相手にうまく伝える」ということに重きを置いており、パワーポイントを使って数学の成り立ちや歴史を一人ずつ発表しています。発表後にはゼミ内の仲間とお互いの反省点を伝え合うことで、自分の弱点をしっかりと把握。「次はこうしよう」という対策につなげています。同じ数学教員という夢を持った仲間たちと切磋琢磨する日々。いつも多くの刺激を受け、教員になりたいという気持ちがいっそう強くなっています。数学の知識を深めるとともに、「生徒に教える」ことを前提とした授業が、私の夢を形作っています。

※取材当時

教員採用試験合格者の声

実績のある工学部だからできる「専門的な学び」と「教員養成の玉川」ならではの手厚いサポートで現役合格!4月から高等学校の教壇に立ちます!

マネジメントサイエンス学科 岡田貴志さん

岡田貴志さん

数学教員養成プログラムの良い点として、専門的な学びがあります。工学部の学生として専門的な数学を学ぶことができます。周囲の学生たちも教職を目指しているので、互いに高め合える環境であるといえます。
専門教養、教職教養に関しての授業の充実はもちろんですが、教職のサポートがとても充実しており、対策の難しい論作文や面接の対策を校長経験のある先生が手厚くサポートしてくれます。実際の学校現場のことを聞くことができ、相談にも乗っていただけたことで苦しい時期も乗り越えることができました。

※取材当時

Topicsダブル免許プログラムで、
小学校教諭2種免許状も併せて取得!

玉川大学では、教職課程を履修している学生を対象に、ダブル免許プログラムを実施しています。このプログラムは、サマー・ウインターセッション(休暇中に集中的に開講される授業)を受講することで、中学校・高等学校教諭免許状に加えて小学校教諭2種免許状を取得することが可能になります。

※プログラムの利用には、入学後一定の要件を充足することが必要です。また受講には費用が別途かかります。