教員紹介・研究室ガイド

髙橋 宗良(准教授)
TAKAHASHI Muneyoshi
マネジメントサイエンス学科
意思決定科学研究室

研究のキーワード

  • 意思決定科学
  • 実験心理学
  • 認知心理学
  • 社会心理学
  • 行動経済学
  • 消費者行動
  • 心理統計
  • データサイエンス
  • 視線計測
  • コミュニケーション

私たちはなぜ迷い、選び、ときに間違えるのか
― 実験とデータで意思決定を科学する

  • 私たちはなぜ、ときに合理的でない選択をするのか
    私たちの判断は、いつも計算通りにはいきません。同じ商品でも見せ方によって魅力が変わり、周囲の人や状況によって選択が変わることもあります。私は、認知心理学・社会心理学・行動経済学をベースに、選好や印象、社会的な判断がどのように生まれ、何によって変化するのかを研究しています。日常に潜む判断の偏りや揺らぎを、人間らしさの一部として捉えることが出発点です。
  • 見えない「こころ」を行動から測る
    人の気持ちや判断そのものを直接見ることはできません。そこで、選択や反応時間、視線、身体の動き、質問紙への回答などを測定し、見えない心理プロセスを行動データとして捉えます。心理統計やデータサイエンスに加え、Python・JavaScriptも活用して人間の判断を科学的に分析します。人の判断を経営や社会をつくる要素と捉え、測定可能なデータから分析することが、マネジメントサイエンスとして心理を扱う特徴です。
  • 人の理解を、ビジネスとコミュニケーションへ
    消費者が商品を選ぶ理由、広告やSNSが判断に与える影響、人が他者を信頼し応援する仕組みなど、意思決定は社会のさまざまな場面に関わります。研究で得られた知見を、マーケティング、サービス、広報、教育、人材・組織など、人を理解し人に伝える仕事や仕組みづくりへつなげることを目指しています。心理学による人間理解と、データから根拠を示す力を組み合わせ、よりよいコミュニケーションや選択環境の設計に生かします。

研究室ガイド

人の「選ぶ」を科学する
― 心理実験×データサイエンス
研究内容を一言でいうと?
選ぶ、信じる、迷う、推す。
人の行動の「なぜ?」を心理学から読み解く。
商品を選ぶ、SNSで「いいね」を押す、誰かを応援する、相手を信頼する――私たちは毎日たくさんの判断をしています。意思決定科学研究室では、認知心理学・社会心理学・行動経済学の視点から、選択や好み、印象、信頼、コミュニケーションがどのように生まれ、状況によってどう変わるのかを研究します。日常の行動を、心理学の問いとして捉え直すことが特徴です。
研究室の自慢は?
「気になる」を、大学の研究へ育てる。
自分の問いを、自分のデータで確かめる。
ゼミでは、自分の関心から研究テーマを考え、先行研究を読み、仮説を立て、実験や調査を設計します。統計分析やプログラミングも、最初からできることを前提にせず、研究に必要な道具として段階的に身につけます。「面白そう」で終わらせず、自分の問いに自分でデータを集め、根拠をもって答えられるところまで研究を育てていくことを大切にしています。研究の進め方そのものを学べることが、この研究室の強みです。
Pick Up
メイク・テーマパーク・推し活・SNS
― 身近な「好き」と「選ぶ」を科学する。
メイクやファッションは第一印象をどう変えるのか。テーマパークや映画の悪役はなぜ魅力的に映るのか。待ち時間やSNS発信はファンの満足度をどう左右するのか。推し活やぬい活は幸福感(ウェルビーイング)とどう結びつくのか。アルバイト先やバンド活動の集客策を考える研究もあります。身近な「気になる」を出発点に、人の選択や消費行動、コミュニケーションを理解し、サービスや情報の伝え方を考える研究へ広がっていきます。