
川森 重弘(教授)
KAWAMORI Shigehiro
デザインサイエンス学科
材料加工学研究室
研究のキーワード
- 粉末冶金
- 固体物性(磁性・金属・低温)と機能
- メカニカルアロイング法を用いた複合材料の創製
金属の粉末を焼き固めて製品を作る「粉末冶金(ふんまつやきん)」法を用いて、一般材料よりも優れた材料を開発しています。
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いろいろな場所を転々とすることで学んだ人生
私の出身は、北海道最北端の稚内市で、小学校卒業までいました。中学・高校の6年間は北海道札幌市で、大学は千葉県千葉市で4年間、大学院の5年間(修士2年、博士3年)は北海道に戻り、その後、研究員として山口県宇部市の研究所に2年間、客員研究員としてオーストラリアのシドニーの大学に1年間いて、現職についています。座右の銘は、「人生いたるところに青山あり」です。いろいろ転々としていたからというのもありますが、どんな場所でも活躍できるよう日々努力することを心がけています。 -
特定の研究を30年以上継続(その1)
30年以上前に「粉末冶金」という研究分野に出会ってから、主に2つの研究テーマを30年以上継続しています。一つ目は、実用金属材料の中で最も軽量ですが、強度は低いマグネシウムという金属材料を強化するため、アルミナという強度の高いセラミックスの小さい粒子をマグネシウム粉末中に分散させた粉末を作り、それを焼き固めることで、マグネシウムをはるかに凌ぐ硬さをもつ材料を開発しました。現在は、その材料をマグネシウムに被覆し、マグネシウムの表面特性を上げる研究をしています。 -
特定の研究を30年以上継続(その2)
2つ目になります。金属材料で最も使用される鉄鋼材料は、主に鉄と炭素からできていますが、通常の炭素量よりも多く炭素を入れた粉末を作り、それを焼き固めることで、鉄鋼材料よりも軽く、摩耗しづらく、潤滑性の良い材料を開発しています。現在は、それを鉄鋼材料の表面に被覆することで、鉄鋼材料の表面特性を向上させた材料を開発しています。
世の中のトレンドに合わせて研究を行うのも良いかもしれませんが、私はこの2つの研究を徹底的に深めていく道を選びました。
最近になって、学会で特別講演に招待されたり、研究室の大学院生が学会で発表賞を受賞するなど、長い間続けてきた研究成果がやっと実を結んできています。
作製した粉末を焼き固めるための実験装置の操作風景
研究室ガイド
日々の研究姿勢とその成果
時間をしっかり守り、日々コツコツと実直に研究を行うことで、その姿勢や得られた研究成果は、社会に出たときに必ず役に立ちます!
研究内容を一言でいうと?
世の中にある材料よりも優れた特性を持つ材料を開発することで、社会に貢献したい。
金属の粉末を焼き固めて製品を作る粉末冶金法を用いて、一般材料よりも優れた材料を開発しています。例えば、通常の鉄鋼材料の炭素量よりも多く炭素を入れた粉末を作り、それを焼き固めることで、鉄鋼材料よりも軽く、摩耗しづらく、潤滑性の良い材料を開発しています。より優れた材料を一般的な製品や工業製品に用いることで、その製品はより高性能となり、社会に大いに貢献できます。
研究室の自慢は?
毎日研究を行うことで、研究室の学生は、とても仲良くなり、卒業して社会人になってもお互いよく交流しています。
研究室の学生は、毎日研究室に来ているので、毎日顔を合わせ、研究の事やプライベートの事を話しているうちにお互いとても仲良くなり、食事に行ったり、遊びに行ったりするようになり、卒業して社会人になってもお互いよく交流している学生が多いです。
鉄-高炭素粉末とそれを焼き固めた材料の一部
Pick Up
粉末冶金の専門の学会で研究室の大学院生が発表し、私立大学で唯一「優秀講演発表賞」を受賞し、研究内容とその発表が学会で認められました。
本研究室の大学院生が2026年5月に開催された粉体粉末冶金協会の春季大会で「優秀講演発表賞」を受賞しました。受賞者9名のうち私立大学からの受賞者は彼のみであり、全国の大学・大学院の研究者や学生が集う学会で研究成果が高く評価されました。
鉄鋼材料よりも多く炭素を含んだ、軽く、摩耗しづらく、潤滑性の良い材料を作製し、それを鉄鋼材料の表面に被覆することで、鉄鋼材料の表面特性を向上させた材料を開発しました。
鉄鋼材料よりも多く炭素を含んだ、軽く、摩耗しづらく、潤滑性の良い材料を作製し、それを鉄鋼材料の表面に被覆することで、鉄鋼材料の表面特性を向上させた材料を開発しました。
優秀講演発表賞を受賞した
大学院生の浜本裕史君
大学院生の浜本裕史君