
山田 義照(教授)
YAMADA Yoshiteru
デザインサイエンス学科
経営・原価工学研究室
長く愛される製品を、デザインと経営の視点から考える
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経営の視点から、デザインの可能性を探る
正解が一つではない社会課題には、さまざまな分野の知識を組み合わせて取り組むことが大切です。異なる専門分野が交わることで、本当に役に立つ新しいアイデアが生まれやすくなるからです。私は経営学(管理会計)を専門としていますが、工学部デザインサイエンス学科に所属している強みを生かし、経営の視点からデザインを考える研究も進めています。これらを通じて社会の課題を解決し、研究成果を実際の社会で役立てられるよう心がけています。 -
“モノへの愛着”で結ぶデザインとビジネス
モノへの愛着を解き明かす研究は、ヒット商品やファンづくりにつながる、ビジネス上の重要なテーマです。人は大切なお気に入りのモノに対して、家族や友人に寄せるような特別な愛着を感じます。このような感覚を分析し、その商品が「どうすれば長く愛されるか」「どうすれば繰り返し買ってもらえるか」について研究しています。その成果をデザインに落とし込み、人々の心を動かす仕組みを探究することは、ビジネスにとって重要です。 -
仕事にかかるコストを正しく捉え、改善に生かす
ビジネスではどこに無駄なおカネがかかっているかを、人の行動(活動)に着目して正しく把握することが欠かせません。そこで、活動(作業)を手がかりにコストを正確に計算する「Activity-Based Costing(ABC)」と、その情報を活動の改善や管理に生かす「Activity-Based Management(ABM)」について研究しています。工学部の学生であっても、多くの場合、卒業後は会社に就職します。そのときビジネスや会計の知識は欠かせないのです。
研究室ガイド
データから本質を見抜くチームワーク
研究内容を一言でいうと?
デザインとビジネスの融合~どうしてヒトはモノに愛着を抱くのか?~
デザインをビジネスへ効果的に活用するための研究(デザイン経営)や、学習(教育)に対するモチベーション(やる気)を高めるための研究(ゲーミフィケーションなど)を中心に活動しています。研究テーマは学生自身が自由に設定しますが、“モノに対する愛着”に関連するテーマを選択することが多いようです。研究テーマに対しては各自で問題意識を持ち、その解明に向けてアンケート調査を実施し、統計的に分析していきます。
研究室の自慢は?
一にも二にもチームワーク!
「和を以て貴しと為す」ではありませんが、ゼミ生には仲良く、協力し合う関係を求めています。もちろん研究は個人で行うものではありますが、仲間と議論したり、相談したり、時には助けてもらったりして研究活動を進める必要があります。チームワークが何よりも大切です。ゼミ生たちは堅い絆で結ばれており、大学生活を楽しんでいます。
Pick Up
バランスト・スコアカード研究で日本経営工学会「経営システム賞」を受賞
経営戦略を具体的な目標や評価指標へ落とし込むバランスト・スコアカード(BSC)と、日本企業で広く用いられてきた方針管理をどのように結び付けるかを研究しました。その研究成果をまとめた論文「BSCと方針管理の連結」が評価され、2014年度に日本経営工学会の特別賞「経営システム賞」を受賞しました。この研究では、経営戦略を現場の行動へつなげる管理の仕組みを明らかにしました。