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国語教育学科 国語教員養成コース3年 ※2025年3月時点 T.C. さん

国語の学びを通して生徒の「分かる喜び」を育める教員を目指して

あなたは「国語教育学科」に、どのような学びを期待しますか。
 私は教員に求められる「教え伝える」力の向上を期待し、本学科に入学しました。
 国語教育学科では、教員に求められる「教え伝える」力だけでなく、集団生活を営むすべての人に求められている「教え伝える」力を育むことができます。文学・思想に関する講義を通し広く教養を育み、人に「伝える」だけでなく「伝わる」ための術を、実践を通し会得することが目指せます。実際私はこれらの講義を通し、他者に「教え伝える」力を育むことができていると実感しています。
 教員志望者だけでなく、すべての学生に学びある学科です。ぜひ、国語教育学科で学んでみませんか。

Q & A

入学のきっかけを教えてください
玉川大学に入学したのは恩師からいただいた言葉がきっかけでした。
私は中学生の頃から国語科の教員を目指していました。進路選択時、恩師に「教育」分野に力を入れている大学はどこかうかがったところ、「玉川大学がいい」と薦めていただきました。教壇に立つ先生が,太鼓判を捺す大学であれば、「教育」という分野を深く学ぶことができるだろうと考え、入学を志しました。
ゼミでのあなたの研究を教えてください
日本近現代文学研究ゼミに所属しています。ゼミ生は近現代に発表された文学作品を研究対象とし、作品・作品を取り巻く歴史・文化・思想・作者等の要素を踏まえて、新たな解釈を目指して研究しています。私は井伏鱒二「屋根の上のサワン」(『文學』2号、1929年)を研究対象に選び、現在どのような観点を設定したらこの小説の魅力を引き出す読みができるか模索しているところです。
国語教育学科での学生生活を教えてください
国語教育学科の講義は学生の話し合いや発表を軸に進行していく形式が多く、学生主体で取り組むことができます。また講義内での学生同士の意見交流が盛んであるため、他の学生ともすぐに打ち解けることができます。講義がない時間は、朔風館やラーニング・コモンズで、友人と談笑して過ごす学生が多いです。
私は談笑する以外に、有志とラーニング・コモンズで模擬授業を行い合い、魅力的な授業を作る力を身につけるために練習を重ねています。同じ夢を志す学生がいることは、私にとって励みになっています。
大学外では、現在の学校現場に関わるために中学校で教育ボランティアを行っています。大学で学んだ知識を、机上にとどまることなく,学校現場に還元できるので非常に有意義な時間だと感じています。大学外での活動が大学の単位として認定される「スクールインターンシップ」「教育インターンシップ」を受講している学生も多くいます。
現在のキャリア目標を教えてください
「国語」を通して生徒の「分かる喜び」を育むことができる教員を目指しています。
私は教員に求められる資質・能力の一つとして、「確かな授業力」が不可欠だと考えています。教員が生徒に知識を「伝える」だけの授業ではなく、生徒の思考を呼び起こす魅力的な授業をつくる国語科の教員を目指しています。