英語教育学科 英語教員養成コース3年 ※2025年3月時点 K.K. さん
英語が苦手な生徒と同じ目線に立って教えたい

私は「絶対に留学をしてから英語教員になりたい!」という強い思いから、留学が必須である文学部英語教育学科英語教員養成コースに入学することを決めました。留学をとおして、英語力が向上し、様々な文化を知ることができました。それ以上に私が身につけたものがあります。それは「人前で自信をもって英語を話す」という力です。私は留学前、授業等で同級生の前で英語を使って何かを話すことが非常に苦手でした。しかし留学先ではその気持ちを切り替えると決め、積極的に英語を使って話すようにしました。すると、留学先の先生方が英語を使って何かを伝えようとしていることを褒めた上で、より良くするためにアドバイスをしてくださり、英語を使うことに自信がつき、英語でコミュニケーションを取ることが非常に楽しくなりました。
この経験は生徒の前で話す教員としても重要ですが、自分の実体験があるからこそ、英語が苦手という生徒と同じ目線に立って教えることができるものであると考えています。英語教育学科で留学経験を得たことが今の自分にとても役立っていると日々実感しています。

Q & A
- 入学のきっかけを教えてください
- 9ヶ月間の留学が必須であること、中学・高校の英語の教員免許を取得できること、留学をしても4年間で教員免許を取得して卒業できること、この3つが決め手です。
生徒に自分が直接学んだ海外の文化や価値観を伝えることのできる教員になるために留学には必ず行きたいと考えていたため、学べる内容が自分自身に合っていると思い、入学を決めました。
- 留学前のキャンパスライフはどのような感じでしたか
- 発音学・英文法など英語の能力を向上させるための授業を受けました。また英語の能力だけにフォーカスしたものだけでなく、文学について学ぶ授業や言語・世界の問題について学ぶ授業も受けました。それらに加え、私は教員養成コースであるため、英語科指導法や教育法規についても学びました。素晴らしい先生方から、分野の違う内容を教えていただくことができるため、学んだ内容を相互に活かし、留学前に質の高い勉強をすることができました。
- 留学中の思い出を聞かせてください
- 留学を通して、11ヶ国15人以上の方々と交流できたことが良い思い出です。
日本にいるだけでは出会うことがあまりないエルサルバドルやパナマなどをはじめ、世界各国出身の方々とも会うことができ、様々な文化や言語の違いを身をもって感じました。これは自分の人生経験や考え方の基となり、幅広い視点から物事を捉えることができるようになりました。また英語で教職の授業を受けることができ、教授法について英語で考えることができる良い機会となりました。
- 現在のキャリア目標を教えてください
- 卒業後は公立中学校の英語教員になろうと考えています。いずれは公立での教員経験を活かし、最終的には母校の私立中高一貫校の英語教員になり、母校の発展、そして英語教育界の発展への取り組みを先頭に立って進めていきたいです。
アイルランドで9ヶ月間勉学に励んだ経験も活かし、英語を教えるだけでなく、英語の楽しさや様々な文化・価値観を伝え、世界へ羽ばたいていく人物を育成できる教員になりたいです。