米田 佐紀子 教授YONEDA Sakiko
Q & A
- 担当授業は?
- Introduction to Language Studies、Teaching English to Children、Basic Academic English Skills A、Basic Academic English Skills B、English Grammar、Research Seminar A・B・C、Senior Project、教育実習(事前指導)
研究紹介
公立中学校教員を経て、短期大学で5年半勤務した。その後、夫の駐在を機にアメリカに子連れ留学をした。大学院のsociolinguisticsの授業で日本人児童の日本語使用をテーマとしたLanguage Transfer/Language Contact、そして、2~3歳の我が子の言語習得のレポートを書いたことが博士論文のテーマになった。帰国後、博士課程に在籍して日本人のバイリンガル児童についての研究を進めた。幸い、小学校で英語指導に携わる機会を得、日本人児童のバイリンガリズムについて実践的な視点から論文の執筆をすることができた。
博士号取得後取り組んできた研究は次のとおりである。①日本人児童の英語力調査、②小学校から大学までの一貫した英語プログラム構築の研究、③オーストラリア人の児童と日本人児童の文化交流の実践的研究、④小学校英語指導者のポートフォリオ(J-POSTLエレメンタリー)の作成と活用法などである。
現在取り組んでいる研究テーマは以下のとおりである。
・小学校英語(言語活動一覧の作成・教員養成・教員研修・小中連携など)
・海外の小学生との異文化海外交流の効果の検証
・初等・中等の英語教職課程における段階別省察力育成方法の研究
・デジタル時代の英語教育に求められる異文化間能力育成のための教育的アプローチの開発
ゼミガイド
激動する小学校英語や国際交流について考えます
- 小学校英語
- 教員養成
- 海外小学校とのオンライン交流(COIL)
PICK UP
米田ゼミ2つのポイント!
アメリカ人児童とのオンライン交流
Collaborative Online International Learning (COIL)

小学校英語指導者へのオンライン交流をアメリカのペンシルバニア州にあるWilkes Universityおよび地域の小学校とCOILを行っている。主なねらいは英語教師を目指す学生が(1)アメリカの大学の先生の講義を聞いて質疑応答をする機会を持つこと、(2)現地小学校の授業参観をして知見を広めること、(3)国を超えた指導者および指導の在り方を知る事、(4)文化を超えた子どもたちに触れ合うこと、(5)異文化交流を体験することで、円滑で効果的な交流に必要な知識・技能・態度を養うことである。学生たちは毎回工夫を凝らして児童が楽しむ読み聞かせや夢の体験旅行を企画している。評判が評判を呼び、時間割を入れ替えて、通常の約4倍の90人の5年生が楽しみにするほどになった。この活動は学生たちの卒論、就職先での実践につながり、徐々に実を結んでいる。
コスモス祭での絵本の読み聞かせ

コスモス祭での絵本の読み聞かせや子どもたちに興味を持ってもらうための遊びづくりをしている。これらは1期生が始めた伝統であるが、日頃の研究発表の延長にある学生も、そうでない学生も、全員が一致協力して作り上げている。