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卒業生から後輩へ伝えたいメッセージVOICE

千葉県警察 千葉南警察署会計課 勤務山田光さん2013年リベラルアーツ学部卒業

警察行政職員として落とし物係を務めています

警察署で、落とし物係と通信機器や車両など国有物品の管理業務を担当しています。

千葉県警察全体で約12,000人の職員がいる中、私のような行政職はその1割程度です。警察組織を支えることが主な仕事であり、県民の皆さんのなじみがあるところで言うと、運転免許センターの担当者は大半が警察行政職員です。大まかには、県庁の事務職員と同様の立場と言えます。

勤務時間の多くは落とし物の対応に費やしています。現場の警察官は拾得物を拾得者から受け取る際、拾得物件控書を作成して、3カ月間は警察で保管します。この書類には、拾得の日時、場所、拾得者が遺失者からのお礼(報労金)を受け取る権利についてなどの情報が記されています。

県民の皆さんの笑顔に接するのが何よりの喜び

拾得物の情報が遺失届と合致したとき、私たちは遺失者に「遺失物に類似したものが届いています」と連絡を差し上げます。別の署に届いている場合は、そちらをご案内します。確認後、間違いなければ引き渡しです。慎重に「類似したもの」とお話しするのは、例えば、名前の記載がある病院の診察券のようなものでも、同姓同名というケースが皆無ではないからです。

落とし物で多いのは、Suicaやポイントカードといった有価証券類、運転免許証、健康保険証などの証明書類・カード類です。これらは発行元に連絡先を教えてもらい、こちらで連絡することもありますし、発行元で行う場合もあります。携帯電話も日常的な落とし物のひとつで、署内でSIMカードの番号を確認後、携帯電話会社に照会して遺失者への連絡を依頼します。

仕事でやりがいを感じるのは、遺失物を取り戻した方々の笑顔を見るとき。拾得物を届けてくれた方や警察官の対応あってのことなのですが、お礼まで言っていただけると本当に嬉しいです。

落とし物に関する業務は、警察職員の使命である「国民の生命、身体及び財産の保護」のひとつです。私自身、出身地・千葉のためになる仕事ができることに誇りと責任感を覚えます。

拾得物の引き継ぎからわかるように、警察の仕事では「チーム」で動くことが求められます。誰とでも助け合って仕事ができる――そんな姿勢のある後輩の皆さんと一緒に働けたら嬉しいですね。

『全人』2020年1月号掲載