人間学科

英語教育学科

下田プロジェクト

教員の研究テーマ

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有源探 ジェラード

研究キーワード:経験遊び未知なるもの不確実性

現在の研究テーマ:

経験を通じて、人間は他の人々や事物と関わり、それについての知識を得ることができます。経験から学ぶことは社会生活において重要な学習手段です。しかし、経験がもたらすのは、その結果として獲得される「知識」だけなのでしょうか。
すべての経験の発端には、理解できない、知らないものや事象との遭遇があります。だが、経験を通じてそれを「理解」することは一つの結末にすぎない。例えば、遊びや旅において、何かの知識を得ようとして行うものではない。その結末が不確実なもので、経験の結果よりも、その過程が重要です。そのような問題意識のもと、遊びと旅の経験の社会的・歴史的位置づけ、そして人間における経験の諸領域について研究しています。

宇井 美代子

研究キーワード:ジェンダーセクシュアリティマンガデートDV

現在の研究テーマ:

現代社会では、自分が男であること、もしくは女であることが、自分の生き方に一定の影響を与えます。たとえば、将来の生活を考えるとき、男性は仕事を続けていくことが当然と考えられがちなのに対して、女性は出産するのか否か、仕事を続けていくのか否かなどを選択していくことが求められます。このように、社会生活を営んでいく上で性別が持っている影響力をジェンダーと言います。学校、職場、対人関係、メディアなどのさまざまなところに入り込んでいるジェンダーを、社会心理学的観点から研究しています。

太田 明

研究キーワード:教育人間学世代間倫理責任自由暴力

現在の研究テーマ:

もともとは理科系出身。その後、教育学に転じて、教育哲学、教育人間学を専攻。
現在は、世代間倫理という倫理学の一部門との関係で教育哲学を考えています。世代間倫理がはっきりと現れるのが教育だからです。
その際のキーワードが責任と自由である。各人が自由を追求しつつ、人類の生存という世代間の責任を果たしうるかという問題があるからです。
人間学的には、暴力という人間の負の側面に関心をもっています。負の側面を見据えることが深い人間理解につながってくると考えられるからです。

岡本 裕一朗

研究キーワード:人間コトバ社会行為知識

現在の研究テーマ:

人間は、一方で動物の仲間ですが、他方で動物とは違った存在として考えられてきました。しかし、動物とどこが同じで、どこが違うのかについては、現在に至るまで必ずしも明確になってはいません。人間はコトバによって他の人々とコミュニケーションをおこない、社会的な相互関係を取り結んでいますが、これは人間の行為、知識、文化にどんな作用を及ぼしているのでしょうか?
こうした基本的な問題を、現代社会に焦点をしぼって、多様な視点から領域横断的にアプローチしています。哲学や倫理学、社会学といった理論的な研究だけでなく、映画や小説、TVや雑誌といったメディアにも手を伸ばし、現代社会における人間と文化のあり方を、具体的な分析によって明らかにしたいと考えています。

岡本裕一朗教授のインタヴュー記事が「ひと。ゆめ。まなび。科学するTAMAGAWA」に掲載されました(2012年6月)

茅島 路子

研究キーワード:メタ認知メタ認知の学習モデルメタ認知訓練方法コンピュータによる学習支援

現在の研究テーマ:

自分の問題解決の間違いに気がつき、誤りを修正することができれば、自分で問題を解決できます。学習中に自分の理解をチェックできれば、より良い学習ができます。このように自分の問題解決、学習、推論などについて観察し、評価し、調整する活動がメタ認知です。
自分の問題解決の間違いに気がつき、誤りを修正した経験を誰でもが持っているように、子どもから大人まである程度メタ認知を働かせることができます。このメタ認知を、量的にも質的にもさらに高めることができれば、学習者の学習能力も、問題解決能力も向上するはずです。そのためのメタ認知の訓練方法やコンピュータによる支援方法を探究しています。

小田部 進一

研究キーワード:キリスト教思想史宗教改革死生観宗教と社会一神教

現在の研究テーマ:

近代社会の成立に様々な影響を与えた16世紀ヨーロッパの宗教改革における宗教的な思想の特質とその影響について当時の資料に基づき研究しています。宗教改革において、宗教そのものが、そして、人間という存在が根本的に問い直されました。そのような人間観の更新は、宗教世界にとどまらず、広く社会的に大きな影響を及ぼし、世界史的な出来事となりました。また、キリスト教と社会福祉に関する歴史的・思想史的研究の準備も進めています。このような宗教的な人間観の研究が、今日の社会のあり方への一つの展望となることを願っています。

小田部進一准教授のインタヴュー記事が『父母会報』95号(2013年秋冬)に掲載されました(2013年2月)

近藤 洋子

研究キーワード:子ども健康ライフスタイル次世代育成

現在の研究テーマ:

変化する社会環境の中で、いかにして「子ども」が健やかに育つかについて研究しています。「子ども」とは、赤ちゃんから幼児期、学童期だけでなく、思春期や青年期、さらには「子ども」を産み育てる時期である成人期も含んでいます。
最近の健康問題である生活習慣病の発症には、「子ども」の頃からの成育環境やライフスタイルが関係しているので、生涯の健康づくりのためには「子ども」の健康について考えることが大切です。また、少子社会において次世代を担う「子ども」たちの育成についても重要なテーマと考えています。

中山 剛史

研究キーワード:自己存在(実存)呼びかけの倫理生と死コミュニケーション脳科学と哲学

現在の研究テーマ:

(1)現代社会における人間の〈自己喪失〉の危機に直面して、真の自己存在(=実存)を目覚めさせることを企図したヤスパースの実存哲学を、その時代的変遷にも注目しながら、新たに〈呼びかけの倫理〉として捉え直すことを試みています。(2)「人間とは何か?」という問いをさらに、「人間とは誰か?」、「あなたは誰か?」という問いへと深めつつ、真の自己、生と死、自由、コミュニケーションなどのテーマについて探究しています。(3)こうした哲学的視点を踏まえながら、玉川大学グローバルCOEの一環として、哲学と脳科学との学際的な対話を通じて、「心は脳によって解明しうるのか?」という問題を探究しています。

長谷川 洋二

研究キーワード:歴史的人間学人間の形成・生成ミメーシス

現在の研究テーマ:

「人間」の形成をめぐる諸問題の考察を研究テーマとしています。研究領域は哲学、美学、歴史学、文学、社会学、教育学など広範に及びますが、領域横断的な考察方法を用いる歴史的人間学、教育人間学が目下自分の探究するもっともしっくりとくる「専門」分野と思っています。
学生各人の関心をより深めていけるための援助を心がけています。学問的関心の自覚化、探究方法の明確化のために、一人ひとりとよく話をすることに努めています。また大学生時代に社会人としての基本的なふるまいについても身につけてもらいたく、そうした視点からの学生指導も心がけています。

林 大悟

研究キーワード:言語と世界事実と規範生/死に関する諸制度

現在の研究テーマ:

哲学に関する基礎研究と倫理学・応用倫理学に関する研究を行っています。
哲学の分野では、ウィトゲンシュタイン哲学を中心に、前期思想と後期思想における言語と世界に関する見解の解釈を主な研究テーマとしています。倫理学に関しては、基礎的研究としてウィトゲンシュタインが語る倫理的なもの関する思想の解明、及び事実と規範をめぐるメタ倫理学に関する諸説の再検討を、応用倫理学研究として脳死・臓器移植制度やホスピス(緩和ケア)などの、生/死に関する諸制度やそれを支える思想の再検討を現在の主な研究テーマとしています。

宮崎 真由

研究キーワード:生命倫理学法哲学法思想

現在の研究テーマ:

科学技術の進歩が著しい現在、新しい医療技術が日々生じています。私達は、新しい医療技術を社会として受け入れるべきかについて考え、時には、それを法的に禁止すべきと判断することがあります。では法は、何を根拠にして、新しい医療技術を利用すべきでない、と言えるのでしょうか。その医療技術が人間の身体・精神にとって危険があるからでしょうか、それとも、それが人間の尊厳に反するためでしょうか。私の問題関心は、ここにあります。私は、国が新しい医療技術を法的に規制すべきと考える場合に、どのような根拠をもってその規制を正当化するのかについて関心をもち、それについて法哲学・法思想の立場から探求をしております。

山口 修二

研究キーワード:カント心の哲学

現在の研究テーマ:

心とは何なのか。この素朴な疑問を追究する「心の哲学」に関心をもっています。見たり聞いたりする「知覚」、空腹や痛みなどの「感覚」、愛や悲しみなどの「感情」、信念や意思決定などの「思考」、これらはすべて「心」の状態です。これらの「心の状態」は非物質的な性質をもつのか、それとも脳の状態なのか。また、心はコンピュータなどの機械とどう違うのか。「意識」の発生はどのように説明されるのか。このような「心の哲学」の問題を、できるだけ広い視野から、できるだけ深く、考えたいと思っています。