Concept.

コンセプト

プロジェクトの
背景と活動体制

緑豊かな玉川学園のキャンパスでは創立以来、自ら木を植え育て、その木を使ったものづくりに励む事で、子供達は豊かな緑の大切さと、この豊かさを守るために木々の循環が必要なことを学んできました。
現在、玉川の丘にある多くの樹木が更新時期を迎えています。本学の本物に触れる教育の追求により、2021年12月に導入した木材低温乾燥装置*がひとつのきっかけとなり、2022年4月に「Tamagawa Mokurin Project」がスタートしました。
木材低温乾燥装置が、キャンパスに生えている木々ら自然環境と、木を用いた教育環境をつなぐハブになります。K-12と大学の連携のもと、「Tamagawa Mokurin Project」を通じて児童・生徒・学生が木に対する理解を深めることで、木を身近に感じ地球環境保全のための森づくりに貢献できる人材育成を目指しています。
そして、キャンパス内で更新せざるをえない木々の剪定材・間伐材を低温乾燥装置を用いて乾燥させ、児童・生徒・学生がそれらを有効に利用することで木の輪を広げながら、人の輪も広げることで脱炭素社会を構築し、未来の地球環境保全に繋げることを目的としています。

*木材低温乾燥装置
木材を45℃の低温乾燥を行うことで、100℃を超える高温で乾燥させた木材と違い、木の酵素を保ち、精油成分を残すことができるので、木の本来の良さを保ちながら、快適さと適度な柔らかさを感じさせることのできる乾燥装置です。

GX*教育を推進し、⾃然の尊重・労作教育の
中核的な役割を担う事業が
「Tamagawa Mokurin Project 」です。

★GX(Green Transformation)…
脱炭素社会の実現に向けてCO₂の排出を削減し、
再生可能なクリーンエネルギーに転換していく
取り組み

ロゴへの想い

全人教育の理念「6つの価値」と「人の輪」を組み合わせたロゴデザインには、「木の輪=Mokurinを広げて、人の輪を広げることが未来の地球環境をよくする」という願いが込められています。

全人教育の理念6つの価値 真(学問)善(道徳)美(芸術)聖(宗教)健(健康)富(生活)×木の輪・人の輪

VISION

Tamagawa Mokurin Project K-12から大学・大学院生までが、原体験として木に関わり、木に対する親しみや理解を深めることで、木を身近に取り入れ、地球環境保全のための森づくりに貢献する人材育成を目指す[キャンパスの緑]木を植える育てる→木を管理する→木を切る→木を製材する/木を炭にする→[教育環境]木に親しむ→木に関心を持つ→木を好きになる→木を加工する→(キャンパス外との連携)Tamagawa  Mokurin Projectとは、玉川大学・玉川学園が中心となり、木の輪(ネットワーク)をひろげていくプロジェクトです

Tamagawa Mokurin Projectでは
活動を通じて、3つのVISIONを
掲げています。

  1. 自然の尊重
    玉川学園が理念として掲げる「12の教育信条」のひとつに「自然の尊重」があります。そこには、「雄大な自然は、それ自体が偉大な教育をしてくれる。また、この貴重な自然環境を私たちが守ることを教えることも、また大切な教育である」ことが謳われています。緑豊かな玉川の丘で学ぶ子供達に自然の尊さを伝えています。
  2. 労作教育
    自ら考え、自ら体験し、自ら試み、創り、行うことによってこそ、真の知育、徳育も成就する。目指すところは、労作によって知行合一の強固なる意志と実践力を持った人間形成である。と創立者の小原國芳は唱えました。労作の「作」は作業の作ではなくて、創作の作であり、「自ら考え、自ら体験し、自ら試み、創り、行うことによってこそ、真の知育、徳育が成就する」と考え、労作教育を実践し、展開しています。
  3. 本物に触れる
    教育
    玉川学園が提唱している全人教育を進める上で大切にしているものとして、「本物に触れる教育」があります。本物に触れることで、子供達の五感に訴える教育活動を実践しています。「本物=実物」という面から、教科書に載っている挿絵や写真だけではなく、実物を見る、触ることでその質感を感じ取り、理解を促す教育も活発に行っています。

木の輪を広げ、
人の輪を広げる

Our future prospects

K-12から大学・大学院生までが、原体験として木に関わり、木に対する親しみや理解を深めることで、木を身近に取り入れ、地球環境保全のための森づくりに貢献する人材育成を目指します。Tamagawa Mokurin Projectの活動を通じ、さまざまな木の輪が広がることで、自然と人の輪が少しづつ広がっていき、点と点の繋がりが、線と線の繋がりとなり、やがて面となり、未来の地球を守るための大きな原動力になると考えています。

貢献するSDGs

  • 4.質の高い教育を
    みんなに

  • 9.産業と技術革新の
    基盤を
    つくろう

  • 12.つくる責任
    つかう責任

  • 13.気候変動に
    具体的な対策を

  • 15.陸の豊かさも
    守ろう