玉川大学教育学部 「2025森のがっこう」 in 福島県玉川村
視たり・聞いたり・触ったり 五感を感じる体験プロジェクト
今回の「2025森のがっこう」の実施にあたり、温かく迎えてくださった玉川村の皆さまに心より感謝申し上げます。
玉川大学教育学部乳幼児発達学科の仁藤喜久子准教授とゼミ生は、2025年9月11日(木)~12日(金)、福島県玉川村にて「2025森のがっこう」を実施しました。本事業は、国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」助成事業として行われ、幼児や児童が自然の中で五感を使いながら学ぶ体験を目的としています。

子どもたちとふれあう2日間
初日は、福島県石川郡玉川村の保健センターと泉・須釜地区の放課後児童クラブを訪問。保健センターでは、親子すくすくクラブの見学、放課後児童クラブでは、大型「まちだいきものかるた」で遊んだり、外で鬼ごっこをしたりしながら、大学生と子どもたちは笑顔で交流しました。
2日目は認定こども園たまかわクックの森にて3歳児クラスと活動。当初、園庭にて色々な自然物を探す「フィールドビンゴゲーム」を予定していましたが、雨天のため変更となり、屋内での動物のまねっこ遊びやかるた、パズルを通して子どもたちと楽しい時間を共有しました。
学生たちとの触れ合いを通して、園児たちはとても楽しそうに過ごしており、笑顔があふれる一日となりました。
「また来てほしいな」との声も多く聞かれ、子どもたちにとって忘れられない体験になったようです。



教育学部の学びが息づく場
教育学部乳幼児発達学科では、労作教育の理念のもと、子どもや自然と直接関わりながら学ぶ実践的な教育を重視しています。今回の「森のがっこう」はその具体的な学びの場となり、学生たちは、子どもの発達や興味を実際に感じ取る。教育現場で求められる柔軟な対応を体験する。将来の教育者・保育者を考えるきっかけを得るといった成長の機会を得ました。
参加学生の声
- 「玉川村の子どもたちと触れ合うことができ、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました」
- 「普段ではできない貴重な体験をさせていただき感謝しています」
- 「子どもたちはとても元気でした」
- 「保健センター、放課後児童クラブ、認定こども園の先生方は、子どもたちに対する関わりが優しくとても素敵でした」
などの感想が寄せられています。
Tamagawa Mokurin Projectとの連携
訪問先の子どもたちには、Tamagawa Mokurin Projectで生まれた玉川大学産ヒノキの「切り株ペンダント」をプレゼントしました。これは、教育学部の学びを森の恵みとつなぐ象徴的な取り組みです。教育活動が自然との共生や循環型社会の学びへと広がっています。


感謝の気持ち

あらためて、玉川村教育委員会の皆さま、保健センター、放課後児童クラブ、認定こども園の先生方、そして玉川村の子どもたちに心より感謝申し上げます。温かなご協力があってこそ、学生たちは貴重な学びを得ることができました。
今後の予定
「森のがっこう」は全国各地で展開されます。次回は10月9日(木)、福島県郡山市の郡山ザベリオ学園での開催を予定しています。玉川大学教育学部乳幼児発達学科は、子どもたちと共に学び合う体験を通して、未来の教育者を育み続けます。
