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木の年輪がつなぐ地域の絆

学外イベント

― 玉川大学リベラルアーツ学部×Tamagawa Mokurin Projectが「青葉区民まつり2025」に出展 ―

11月3日(月・祝)、横浜市青葉区で開催された「青葉区民まつり2025」に、玉川大学リベラルアーツ学部とTamagawa Mokurin Projectが出展しました。ブースでは「木の年輪はんこアート体験」をテーマに、木育と環境教育を融合したワークショップを実施しました。

当日は、リベラルアーツ学部の永井悦子学部長と立野貴之教授、学生5名が参加。玉川学園キャンパスで間伐した木材を乾燥させて使い、事前に準備した「木の年輪はんこ」を活用しました。

この「木の年輪はんこ」は、伐採された木の断面を利用して作られています。木の表面には、夏に成長する「夏目」と、冬にゆっくり成長する「冬目」が交互に現れ、これが年輪を形づくります。夏目は白っぽく柔らかく、冬目は濃い茶色で硬いという性質を持っています。金ブラシで表面を磨くと、柔らかい夏目の部分が少し削れ、硬い冬目がわずかに浮き上がることで、自然の凹凸による立体的な年輪模様が浮かび上がります。こうして出来上がった木の面を、丸、三角、正方形、長方形などの形に加工してオリジナルの木のはんことして仕上げました。

ワークショップでは、この年輪はんこに4色のスタンプを使ってA5サイズの用紙に「夏の海」や「果物」「自然の風景」などを自由に表現。子どもたちは、「木の模様がこんなにきれいだと思わなかった!」「木の香りがして楽しい!」といった感想を口にしながら、世界に一つだけの作品づくりを楽しんでいました。

本プロジェクトは、「木の輪を広げて人の輪を広げる」ことを理念に掲げ、木材資源の循環利用を通じた環境教育と地域連携を推進しています。今回の出展は、「地域の力 ~共に進もう心の絆を青葉から~」という青葉区民まつりのテーマにも深く共鳴し、地域と大学が共に学び合う温かな交流の場となりました。

玉川大学のTamagawa Mokurin Projectは、GREEN EXPO 2027(国際園芸博覧会)への出展をはじめとした地域との協働活動を展開し、次世代へとつながるサステナブルな木育・環境教育を推進していきます。