木とことばがつなぐ国際交流
― 玉川大学リベラルアーツ学部 永井ゼミ × Tamagawa Mokurin Project ―
台湾・稲江高校短期研修生と交流
2025年11月7日(金)、玉川大学リベラルアーツ学部 永井悦子教授のゼミ生9名と、台湾稲江高校から来校した短期日本語研修生18名が、玉川学園K-12中央校舎で交流プログラムを実施しました。
自然の恵みを「学びの素材」として活かす、日本語学・日本語教育を専門とする永井ゼミと Tamagawa Mokurin Project が連携し、木とことばを通じて文化と心がつながる時間となりました。

日本語での交流からスタート
前半は、永井ゼミの学生が司会となり、日本語での自己紹介や言葉づくりゲームを行いました。
稲江高校の生徒たちは、これまで学習してきた日本語を積極的に使い、玉川大学生と楽しみながらコミュニケーションを深めていきました。




永井ゼミが「玉川の自然」と「Tamagawa Mokurin Project」を解説
続くセッションでは、永井ゼミの学生が、玉川学園の豊かな森と自然環境、木の生長や間伐の意味、木の年輪、「夏目」、「冬目」などTamagawa Mokurin Project の活動内容ついて、わかりやすい言葉で丁寧に紹介しました。
永井悦子教授は、日本語教育と文化交流を重視した実践型プログラムを継続的に展開しており、学生が「自分の言葉で伝える力」を育むことを大切にしています。今回も、学生が自ら企画し、解説し、対話を生み出す形で進行しました。
木の年輪を使ったエコバッグづくり
後半のワークショップでは、玉川学園キャンパスで育った木で作られた「年輪はんこ」を使い、オリジナルのエコバッグづくりを実施しました。
木の年輪模様のはんこを使って、愛らしい猫の顔にしたり、親友の顔を描いたりと、個性豊かな作品が次々に完成しました。
玉川大学生へのデザインの相談はすべて日本語で行われ、自然な対話の中から協力や気づきが生まれました。







木と文化を通じた“全人教育”の実践
今回の交流は、「日本語教育 × 国際交流 × 木育」という、玉川大学ならではの学びが融合した取り組みとなりました。
「木のぬくもりに触れながら文化を学ぶ」、「日本語で伝え合い、協働する」、「学生が主体となり、場をつくり出す」。これらはすべて、玉川学園が掲げる「全人教育」の理念を、環境教育と国際交流の場で具現化したものです。
リベラルアーツ学部 永井悦子教授ゼミとTamagawa Mokurin Projectの連携は、今後も継続的な学びと新たな出会いを生み出していきます。

