玉川学園幼稚部 年長組「親子のアトリエ」を開催しました
― 校内で伐採・再利用した木材で親子がつくるストリングアート ―
2025年11月14日、玉川学園幼稚部の年長組が、毎年恒例の造形活動「親子のアトリエ」を開催しました。
この取り組みは、木育・SDGs教育を大切にする玉川学園の特色ある活動であり、Tamagawa Mokurin Projectのキャンパス木材活用にもつながるものです。
親子で「一緒に創る」大切な時間
「親子のアトリエ」は、年少・年中・年長と進むにつれて、子どもたちの思考力や手先の発達が見られ、使える道具や表現方法が広がっていくプログラムです。
幼児期は、親子が“同じものに向き合い、一緒に手を動かす”ことがとても重要で、毎年多くの笑顔が生まれる人気の行事です。
今回のテーマは「ストリングアート」
年長組では、板に釘を打ち、毛糸を巻きつけて模様を作る「ストリングアート」に挑戦しました。
1. 図案に沿って、釘を打つ場所をマジックで記入
2. 木材の裏面に自分の名前を書き込む
3. 太い釘・細い釘を自分で選び、図案の位置に丁寧に打ち込む
4. 図案を外したら、親子で協力して毛糸を巻きつける
釘打ちや糸掛けは年長児には少し難しい工程もありますが、親子で役割を分担しながら進めることで、子どもたち自身が最後までやり遂げることができました。
子どもだけでなく、大人もつい夢中になってしまうのが、この活動ならではの魅力です。
土台の木材は「玉川の木」
今回の作品づくりで使用したB5サイズの板は、キャンパス内で行った間伐材を再利用したものです。
樹種は、
イチョウ/カシ/クリ/ホオ/クルミ/サクラ/プラタナス。
多様な木の個性を感じられるよう、板の横には伐採前の樹木の写真も展示し、子どもたちは「木材になる前の姿」にも興味を広げていました。
Tamagawa Mokurin Projectの木材循環の取り組みが、幼児の学びにもつながっています。
親子の真剣な表情と、大きな達成感の笑顔があふれる時間となりました。
今回の「親子のアトリエ」は、「親子の共同作業」、「ものづくりの楽しさ」、「キャンパス材を活用した木育学習」がひとつにつながる、玉川学園らしい学びの場になりました。
Tamagawa Mokurin Projectでは、今後も学園内の木材活用や木育活動を通じて、自然と共に生きる学びを広げていきます。
