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お知らせ

落ち葉の中から未来の木を見つけよう

学外イベント

「タネから木を育てよう」ワークショップを開催しました

2026年3月7日(土)、町田市の芹ヶ谷公園で開催された「Future Park Lab2026 Spring」において、玉川大学農学部の山﨑旬教授によるワークショップ「タネから木を育てよう」を実施しました。

当日は13:00と15:00の2回開催されました。

木もタネから育つ植物

ワークショップでは、木(樹木)も野菜や草花と同じように「タネ」から育つ植物であることを紹介し、木を育てる第一歩としてタネを集めることの大切さについて解説しました。

落ち葉の中から木の実探し

今回のワークショップでは、事前に玉川大学キャンパスで集めた、木の実を含んだ落ち葉の中からドングリなどを探し、タネを鉢にまいてラベルを付ける体験を行いました。子どもたちは落ち葉をかき分けながら木の実を見つけ、「あった!」と嬉しそうな声をあげていました。

参加者は落ち葉をかき分けながらドングリなどの木の実を探し、見つけると嬉しそうな声をあげていました。自然の中で宝探しをするような体験に、子どもたちは夢中になっていました。

タネから木を育てる

木のタネは野外で集めます。木についている実を取ることもできますが、中のタネがまだ未熟な場合もあるため、落ちたばかりの実を拾うのがよいとされています。ドングリやクルミ、トチノミなどは大きく見つけやすいタネです。

野外で集めたタネには、中身が空のものや虫に食べられているものもあります。そのため、一つではなく、少し多めに集めることが大切です。

集めたタネは、発芽しやすくするための準備をします。果肉がついているものは取り除き、タネをまく前に2〜3日ほど水に浸けると発芽率が高くなることがあります。特にドングリの場合は、水に浸けることで中にいる虫を取り除く効果も期待できます。

タネまきでは、鉢に土を入れて十分に水を与えたあと、タネをまきます。一つの鉢に一粒ではなく、5~15粒ほど少し多めにまくことで、発芽する確率が高くなります。

そして大切なのがラベルをつけることです。ラベルにはタネをまいた日付や木の名前、わからない場合はタネを拾った場所などを書いて鉢に挿しておきます。記録を残すことで、その木を大切に育てようという意識が生まれます。

鉢は屋外に置き、芽が出るまでは土を乾かさないように気をつけます。多くの木のタネは秋にまかれ、冬の寒さを経験したあと、春(4~5月頃)に芽を出します。少し時間はかかりますが、根気よく世話を続けることが大切です。

学生にとっても学びの機会

当日は農学部の学生も運営をサポートしました。

指導補助で参加した玉川大学農学部環境農学科3年の高橋佳子さんは、「子どもたちと接して、こちらがパワーをもらいました。」と感想を話してくれました。

木を育てるということ

人が暮らしやすい街をつくるためには、木の存在は欠かせません。木は日陰をつくり、空気をきれいにし、季節の変化や自然の豊かさを私たちに感じさせてくれます。

しかし街の中では、大きくなりすぎた木や、高齢で弱ってしまった木を安全のために伐採しなければならないこともあります。

山崎先生は、街の安全や緑を守るためにはそうした木を伐ることも必要だと考えています。しかし同時に、次の世代の木を育てていくことも同じくらい大切だと話します。

将来、街の木がなくなってしまわないように。
その思いから、この「タネから木を育てる」ワークショップが行われています。