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身近な自然が教材に ― ツツジの花で草木染め体験

学内イベント

教育学部現代教育研究Ⅰ 田甫綾野教授のゼミでは、今年のテーマを「子どもと環境」とし、自然環境や文化的環境、保育環境などを体験的に学びながら、保育や教育における「環境」について考えています。

今回取り組んだのは、玉川学園の豊かな自然環境を活用した草木染め体験です。キャンパス内に咲くツツジの花を染料として用い、子どもたちとも楽しめる自然体験活動について学びました。

学園内のツツジを活用した草木染め

5月頃から1ヶ月ほど、玉川学園のキャンパス内では色鮮やかで美しいツツジの花が咲き誇ります。今回の活動では、木から摘み取るのではなく、地面に落ちた花殻を拾い集めて染料として活用しました。

落ちた花を集めるため、自然観察を楽しみながら環境美化にもつながる、一石二鳥の活動となりました。

集めた花はすぐに使うのではなく、冷凍保存します。これは花びらの繊維を壊して色素を出しやすくするためであり、少しずつ集めて保管できる点も魅力です。

花びらから生まれる鮮やかなピンク色

染色当日は、冷凍しておいた花を解凍し、学生たちが手で丁寧にもみほぐしました。

すると、花びらから鮮やかなピンク色の液体が次第に現れます。そこへ酢と水を加え、染液を作りました。

完成した染液にシルクのハンカチを浸すと、美しいピンク色に染め上がりました。

子どもたちとも楽しめる自然体験

この草木染めの特徴は、火で煮出す必要がなく、媒染剤も使用しないことです。必要な材料は、落ちていたツツジの花と家庭にある酢だけ。花びらをもむだけで染液ができるため、手軽に取り組めます。

色水遊びのような感覚で楽しみながら、自然の色彩に触れられることも大きな魅力です。

参加した学生からは、

  • 「身近な花でこんなにきれいな色が出てすごい!」
  • 「保育の教材としても有効では!?」
  • 「小さい子どもたちと一緒にやるには手軽で良い」
  • 「花をたくさん拾うのは少人数ではなかなか大変…」

といった感想が聞かれました。

自然環境に目を向けるきっかけに

身近な自然を教材として活用することで、子どもたちは普段何気なく見ている草花や樹木に興味を持ち、自分たちが暮らす環境へと目を向けるようになります。

今回のツツジを使った草木染め体験は、自然との関わりを楽しみながら学びへとつなげる実践例となりました。玉川学園の豊かな自然環境は、子どもたちの感性や探究心を育む貴重な学びの場として、これからもさまざまな教育活動に活用されていきます。