第45回横浜開港祭で学生が発信 木と人をつなぐ
年輪はんこワークショップ
2026年6月1日(月)2日(火)、横浜市みなとみらい地区で開催された「第45回横浜開港祭」に、玉川大学が出展しました。
横浜開港祭は、「Thanks to the Port(港への感謝)」をテーマに開催される横浜を代表する市民祭です。会場には多くの来場者が訪れ、港町横浜の魅力や未来に向けたさまざまな取り組みが紹介されました。
本学は、GREEN EXPO 2027への出展を見据えたプレイベントとして、「体験型の小さな自然博物館」をテーマにブースを出展しました。その中でTamagawa Mokurin Projectは、リベラルアーツ学部の学生を中心に、キャンパス内で育った木を活用した「年輪はんこワークショップ」を実施しました。
木が刻んだ時間を感じる年輪はんこ
ワークショップで使用した年輪はんこは、玉川学園キャンパス内で伐採された樹木から製作したものです。参加者は木口面に現れた様々な年輪模様をスタンプとして押し、自分だけの作品づくりを楽しみました。
年輪は、その木が生きてきた歴史そのものです。子どもから大人まで多くの来場者が、大小さまざまな年輪模様を組み合わせながら作品を完成させ、木が育った時間や自然の営みに触れる機会となりました。
学生たちは来場者との対話を通じて、キャンパスの樹木を「伐って終わり」にするのではなく、「活かし、使い、未来へつなぐ」Tamagawa Mokurin Projectの考え方や、森林資源の循環利用の大切さについて紹介しました。






黄色いコスモスがつなぐ未来へのメッセージ
ブースでは、農学部が栽培した黄色いコスモスの展示も行いました。
黄色いコスモスは、本来11月頃に開花する花ですが、GREEN EXPO 2027に向けた取り組みの一環として、この時期に開花するよう栽培されています。通常とは異なる季節に花を咲かせることで、来場者にGREEN EXPO 2027をより身近に感じてもらうとともに、「未来に咲く花を今見る」という特別な体験を創出しました。
今回のワークショップでは、台紙に様々な形の「年輪はんこ」を押して作品を制作しました。長い年月をかけて育った木々の歴史を表す「年輪」と、未来への希望を象徴する展示された「黄色いコスモス」に囲まれることで、過去から未来へ続く自然の循環と、人と人とのつながりを表現しました。
また、完成した作品は、キャンパス内で育ったヒノキから製作したスタンドとともに持ち帰っていただき、ご自宅に飾っていただき、自然や環境について考えるきっかけとなるよう工夫しました。
出来上がった作品を持って、黄色いコスモスが飾られたMOKU Labで思い出の写真として撮影をしました。木の香りと温もりに包まれながら、自分の感性を表現する特別な創作のひとときとなりました。みなさん素敵な笑顔で撮影をされていました。






参加した職員の感想
総務部管財課 向原さん
私自身、学生時代にリベラルアーツ学部生として北海道プロジェクトに参加していました。今回の横浜開港祭には、その北海道プロジェクトに参加している学生もスタッフとして活動しており、同じイベントに携わることができたことを嬉しく思います。イベントでは、学生たちが来場者に積極的に声をかけ、地域の方々と自然に交流している姿がとても印象的でした。来場者一人ひとりに丁寧に対応しながらコミュニケーションを取る様子からは、高いコミュニケーション能力と主体性を感じ、大変頼もしく思いました。また、ブースに立ち寄られた方々から、「玉川大学を知っている」「卒業生です」「黄色いコスモスを知っています」「苗木が欲しい」といった声を直接伺うことができ、地域の皆さまと本学とのつながりを実感する貴重な機会となりました。Tamagawa Mokurin Projectを通じて、キャンパス内で伐採された木から作られた「年輪はんこ」を活用し、大学生が地域の方々と交流する光景は、学内の自然環境資源が教育活動や地域連携へと循環していることを実感できるものでした。木を活かした取り組みが人と人とのつながりを生み出している様子を目の当たりにし、とても意義深い活動だと感じました。今回のイベントを通じて、このような活動が今後さらに広がっていく可能性を感じています。体験してくださる方が増えるだけでなく、活動を支える学生や教職員、地域の方々の輪も広がることで、「木の輪」がさらに大きく育っていくことを期待しています。
学生が社会とつながる実践的な学び
今回の出展は、学生にとって学外の多くの方々と交流する貴重な機会となりました。来場者へ活動内容を説明し、対話を重ねる中で、環境問題や森林循環について自ら考え、伝える力を養う実践的な学びの場となりました。
Tamagawa Mokurin Projectでは、キャンパスの森林資源を教育・研究・地域連携に活用しながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。今後もGREEN EXPO 2027をはじめとするさまざまな機会を通じて、学生とともに木の価値や自然との共生について発信していきます。
