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お知らせ

玉川大学教育学部乳幼児発達学科「2026 森のがっこう」in 和歌山県古座川町

学外イベント

木のぬくもりと自然との出会いを、子どもたちの学びへ

2026年9月4日、玉川大学教育学部乳幼児発達学科の仁藤ゼミは、和歌山県古座川町の高池保育所と三尾川へき地保育所を訪問し、「2026 森のがっこう」を開催しました。

本事業は、大学の学びを地域の自然環境や子どもたちの体験につなげる取り組みです。当初は園庭や地域の自然環境を活かしたネイチャーゲームを予定していましたが、雨天のため保育室での活動に変更。子どもたちは大学生と一緒に、木を使った制作やいきものかるた、色さがし、忍者の動き体験などを楽しみました。

清流と森林に恵まれた古座川町

古座川町は、和歌山県南東部に位置する、豊かな自然に恵まれた地域です。町の中央には、紀伊半島南部の最高峰・大塔山を源とする古座川が流れています。

町の面積の約96%を森林が占め、温暖多雨な気候を生かした良質な古座川材の産地としても知られています。清流古座川やその支流、小川など、豊かな水辺環境に恵まれ、森林と川が織りなす自然景観は、地域の大切な資源となっています。

また、古座川町では、自然や地域の人とのふれあいを大切にしながら、一人ひとりの個性と成長に合わせた幼児教育・保育を推進しています。今回の「森のがっこう」は、こうした地域の自然や教育環境と、玉川大学の学びをつなぐ機会となりました。


古座川町の「一枚岩」
高さ100m、幅500mの割れ目の無い巨大な一枚岩

高池保育所・三尾川へき地保育所を訪問

古座川町には、町内の子どもたちの保育を担う保育所が設けられています。今回訪問した高池保育所と三尾川へき地保育所は、それぞれの地域に根ざした保育の場です。

高池保育所は、古座川町池野山に位置する保育所で、地域の子どもたちの成長を支える保育の場となっています。


高池保育所

三尾川へき地保育所は、古座川町三尾川に位置する保育所です。和歌山県の保育施設紹介では、自然との遊びを通して豊かな感性を育むことや、地域交流を大切にする保育が紹介されています。三尾川小学校に隣接し、山間の自然豊かな環境に位置していることも特徴です。


三尾川へき地保育所

今回の訪問では、こうした地域の保育所を舞台に、大学生が子どもたちと直接ふれあいながら、遊びや制作を通して学びを届けました。

木のぬくもりに触れる制作活動

保育所では、玉川学園で育ったケヤキの木片を活用した制作活動を行いました。

子どもたちは、木の手触りや形を楽しみながら、木片を使って「森のおともだち」を制作しました。

木は、一つひとつ形や大きさ、木目が異なります。そうした木の特徴に触れながら、子どもたちが自由に想像を広げ、思い思いの作品をつくることを大切にした活動です。

「この木は何に見えるかな」「どんなおともだちにしようかな」

木を手に取り、感じたことや思いついたことを形にすることで、子どもたちの創造性や表現する楽しさを育む機会となりました。

また、玉川学園で育った木を使うことで、身近な木が、子どもたちの遊びや学びにつながっていくことも、この活動の大切な意味の一つです。

高池保育所でけやきの木片で制作した「森のお友だち」

遊びながら自然や生きものを学ぶ

三尾川保育所では、「まちだ いきものかるた」を使ったかるた取りやパズルを楽しみました。

かるたに描かれた生きものを見ながら、遊びを通して身近な自然や生きものに興味を持つきっかけをつくる活動です。

「この生きものは何かな」「どこにいるのかな」

そんな疑問や発見を楽しみながら、子どもたちは大学生と一緒にかるた取りを楽しみました。

また、保育室の中で赤・青・黄・緑などの色を探す「色さがし」も実施。子どもたちは大学生と一緒に、見る・考える・動くといった体験を通して、自然や生きものへの興味を深めました。

活動の最後には、「た・ま・か・わ」の札で作ったパズルを子どもたちへプレゼントしました。遊びの中で生まれた興味や発見を、これからの学びへとつなげていく時間となりました。

三尾川へき地保育所で「まちだいきものかるた」でかるた取りとパズルを楽しむ様子

忍者の動きを体験

保育所では、忍者になりきって身体を動かす遊びも行いました。

手裏剣投げなどに挑戦しながら、子どもたちは身体を動かす楽しさを味わいました。忍者の動きをまねることで、普段とは少し違う身体の使い方を楽しみながら、「どう動いたらよいかな」「どうしたらうまくできるかな」と考え、試してみる体験にもつながります。

また、手裏剣投げでは、目標に向かって投げることを通して、狙いを定める、力を加減する、身体の動きを調整するといった経験を楽しむことができます。

こうした遊びは、子どもたちが身体を動かすことへの興味を広げるとともに、大学生との交流を通して、「やってみたい」という気持ちを大切にする時間となりました。

高池保育所 忍者の動きを体験、手裏剣投げの様子

三尾川へき地保育所 色さがし
保育室で赤・青・黄・緑色などの色を探すネイチャーゲーム

玉川の木を古座川町の保育所へ

今回の訪問では、古座川町の保育所に、玉川学園で育ったさまざまな木の切り株をプレゼントしました。

これは、教育学部の学びを森の恵みとつなぐ象徴的な取り組みです。木を育て、木に触れ、木を使い、次の学びへつなげていく。こうした木の循環を、教育活動の中で大切にしています。


町長と教育長には、大学生(湯本さん・鈴木さん)手作りの「ケヤキのコースター」をプレゼントいたしました

高池保育所の様子

地域と大学の学びをつなぐ

今回の「森のがっこう」は、玉川大学教育学部の学びと、古座川町の自然環境をつなぐ機会となりました。

子どもたちが自然に親しみ、大学生が学びを実践し、地域と大学が交流する。こうした体験の積み重ねが、自然との共生や循環型社会について考えるきっかけにつながっていきます。

活動終了後には、古座川町教育長、ゼミ生、三尾川へき地保育所の子どもたちが一緒に記念撮影を行いました。


三尾川へき地保育所での活動終了後
古座川町教育長、ゼミ生、三尾川へき地保育所の子どもたちと一緒に撮影

Tamagawa Mokurin Projectとの連携

今回の取り組みでは、玉川学園で育った木を古座川町の保育所へ届け、子どもたちの制作活動に活用しました。

Tamagawa Mokurin Projectは、木や森を通じて、教育活動と自然との共生、地域とのつながりを育むプロジェクトです。今回の「森のがっこう」も、玉川の木が新たな場所で子どもたちの学びにつながる、木の循環を感じられる活動となりました。

これからも、木を育て、木に触れ、木を使い、学びへつなげる取り組みを進めていきます。

※この事業は、令和8年度国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」から助成を受けて開催をしております。


今後各地でも「2026森のがっこう」が展開されます