施設・設備を整える

木を活用する Case 2

間伐材を活かすための環境づくり

〈TWSS(Tamagawa Wood Seasoning Station)〉

学内で発生した間伐材を乾燥させるための施設です。
「Tama Tree」を教材や建材として活用するため、2021年度に木材低温乾燥装置を導入。さらに子供達への「本物に触れる教育」を実現するため、木材を45度で低温乾燥させることで木の酵素を保ち、精油成分を残すことができないか研究しています。
また、教職員誰でも閲覧可能な学内イントラネットにて、間伐材の在庫をデータベース化しています。イチョウ・カシ・ケヤキ・サクラ・スギ・ヒノキ・ヒマラヤスギなど、多種多様な木について、学内のどのエリアで出た間伐材なのか「産地」も記載。詳細なサイズもわかる形式で、活用を促進しています。

〈木工室(大学)〉

木工室は主に大学生が授業や課題制作などで使う、木工に特化した施設です。造形作家でもある技術指導員が常駐し制作を支援しています。自動送りカンナ、丸ノコ盤、ベルトサンダーや木工旋盤などさまざまなツールがあり、学生たちの創作活動の一助となっています。

〈メーカーズフロア(大学)〉

メーカーズフロアは、STREAM Hall 2019の1階にあるデジタルマシンや工作機械を自由に利用できる、オープンなものづくりスペースです。3Dプリンター、3Dプロッターなどのデジタルマシンを備えたデジタルエリアと、旋盤、フライス盤などの工作機械を備えた工作機械エリアがあり、大学生であればだれでもこれらのマシンを利用して、自分のアイデアを形にすることができます。

〈メーカーズルーム ArtLab(K-12)〉

K-12東山校舎にあるメーカーズルームは、「切る」「削る」ための工具を中心に様々な機材がそろえられているK-12のモノづくりの拠点です。3Dプリンターやコンピュータ制御の木材加工機などが揃っており、「作りたい」をカタチにできる環境が整っています。