主屋(おもや)
玉川学園・玉川大学
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主屋は主人一家が寝泊りしたり,客を迎える中心の建物です,板葺きの大屋根は遠くからも見えて支配者の象徴でした.床は板張りですが部分的に畳も敷いてあったようです.
照明は「ひょうそく」と呼ばれる小さな明りでした.当時,燃料の油は貴重品でしたから必要な所に必要なときだけしかつけませんでした.だから,夜の家の中はとても暗かったのです.現在の明るさの単位だと4wですから近くでないと本は読めませんでした.
鎌倉時代の畳みのありかたがわかる絵です.武士が弓の練習をしている向こう側に屋敷の内部が見えていますね.平安時代にベッドだった畳は部屋の中に板張りを囲むように敷かれています.(図版資料/男衾三郎絵詞より)
上浜田遺跡(上の絵の元になった遺跡の主屋のあと)
上浜田遺跡は現在海老名市の「浜田遺跡公園」として保存されています.写真の円柱が柱の跡をあらわしています.規則正しく等間隔にならんでいますね.実際の大きさは絵で見る印象より小さい感じです.向こうに広場と左側に「馬屋」の跡が見えます.
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