玉川大学出版部の本


自然に学ぶ

岡田喜秋(横浜商科大学教授)著

四六判上製・ 260頁
定価 品切・オンデマンド対応
発行年月 :2001年3月
ISBN :ISBN4-472-30256-X C1026
ジャンル :歴史・地理

「自然」とは何か。「ネイチャー」は「自然」か。東洋と西洋における、過去から現在までのそれぞれの言葉の意味と変化をたどり、人間と自然の接点を浮き彫りにする。そして月、炎、塩、川、泉、火山など半世紀にわたる旅から湧き出た自然と風土への想い、21世紀における自然と人間の心の触れ合いを語るユニークな書き下ろし。

主な目次

第一部 「自然」の風土
  身近な「自然」について-我が庭の変遷
  「自然」という言葉のイメージ-中国大陸を旅して
  台風と「散る花」の風土-日本人の自然観
  江戸時代の「造化」と「自然」-五人の研究と見解
  『自然と人生』から「美しき天然」へ-明治時代の文学思潮
  「唱歌」のなかの自然美-郷愁の風景分析
第二部 「ネイチャー」の風土
  地中海の天と地-神話から現代まで
  欧州における自然観の変化-山に対する見方と姿勢
  「ネイチャー」は「自然」か?-イギリスを旅して
  風景画の背後にあるもの-泰西名画の自然と表現
  「自然に帰れ」の発想と解釈-ルソーの自然観
第三部 「自然」のイメージ
  月への想い-詩的な天体として
  炎への想い-火の神秘と信仰
  塩への想い-海と山にひそむ必需品
  川への想い-その恩恵と報復
  泉への想い-温泉と名水の評価
  火山への想い-日本列島の地底
第四部 自然に学ぶ
  自然の生んだ色彩の魅力
  環境保全とエコ・ツーリズム
  「近江八景」から世界遺産へ

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