玉川大学出版部の本


文明論の現在

入江隆則(明治大学教授)著

四六判並製・288頁
定価 品切・オンデマンド対応
発行年月 :2003年7月
ISBN :ISBN4-472-30275-6 C0030
ジャンル :社会・文化

地球的規模の激変のなかで、世界がこれから進む方角は、まだ定かには見えてこない。しかし、一つだけ確かだと思うことがある。それは世界各地の宗教や民族や部族や文化や文明や、あるいはそのなかに属する集団や個人が、それぞれの仕方で、これまでよりもさらに自分自身であろうとしていることである。―保守派の論客が、文明論的状況から、アメリカとは何か、激動するアジア、ナショナリズムについて、あるいは太平洋文明論など縦横に論じ、存亡の危機に立つ日本の進むべき路を考える。

主な目次

霧に閉ざされた世界
   日本、依然として顔の見えない巨人
   激変の歴史はまだ始まったばかり
   衣装としての民族と文化
   アメリカとは何か
   戦略論のすすめ
   戦争論のすすめ
   ファシズム再考
   勝者は変容する ほか
日本、存亡の時
   日本の孤独
   変貌する日米関係
   東京裁判の弁護側資料
   日英同盟と日米同盟
   行動力のない日本の政治
   昭和の戦略再考
   日露友好のすすめ
   日本の活性化のために ほか
動き始めたアジア
   二十一世紀のアジアと日本
   先の読めないアジア
   アジア、五百年に一度の激動
   中国の未来
   アジアの新たな冷戦
   無気力な日本への失望
   東南アジアの「マンダラ」国家
   台湾問題と日本 ほか
文明論の現在
   文明という新たな戦場
   文明論的状況
   太平洋文明は可能か
   海洋の思想
   ナショナリズムについて
   日本の孤独ふたたび
   比較新世界論のすすめ
   文明論の現在

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