1年生夏期研修

9月13日、経営学部1年生「夏期特別研修」が行われました。この研修の目標は、コミュニケーション能力や表現力の技術を習得するためのトレーニングを通して、自ら殻を破り、自分を見つめ、何かを感じ、伝える力を養うことです。想定外の状況や場面において「あるべき姿」を演じることを、トレーナーと学生が一丸となって取り組みました。

トレーナーは舞台で活躍されている「音楽座ミュージカル」の現役のトップ俳優陣のみなさん約20名。「Voice」、「Action」、「Improvisation」、「Attentive」、「Involve」という5つのトレーニングを、ワークショップ形式で行いました。ファシリテーターとトレーナーが効果的に関わることにより、より臨場感溢れる、ハードながら充実した時間を過ごしました。今年度も、事前アンケートの実施により、多くの学生が「コミュニケーションが苦手である、という結果に基づき、コースの特徴を活かした内容を取り入れたオリジナルな研修プログラムが実施されました。話しをしたことのないクラスメート、今日まで知らなかった違うコースの人、経営学部のいつもとは違った仲間と話し、考え、表現し、それぞれに「自分の殻を破る」ことができた研修でした。

1年生夏期研修の感想

<国際会計コース> 田中 大輝(IMPROVISATION参加)

「IMPROVISATION」は声を出さずに顔の表情や、体の動き(ジェスチャー)を使って相手とコミュニケーションを取ること、つまり会話をせずに意志疎通をする、というとても難しい研修でした。研修が始まると、初対面の人と2人1組のペアを組み、3分間で相手と会話することなく、ジェスチャーで即興の劇をしました。この活動は、全員で輪になってから即興劇をするので、ペア以外の他の人たちからもその様子をうかがうことができます。お互いの様子を見られることは、とても恥ずかしく、さらに即興で劇をするという難しさもあって、研修でもなければ二度度やりたくないと思いながらやっていました。その思いが行動に表れていたのか、音楽座の方々から、次のようなアドバイスをうけました。「やりたくないことをやることで、人間は成長するものだ」。二度とやりたくないと思ったけれど、トレーナーの皆さんからアドバイスを受けて、やりたくない恥ずかしい場面も頑張って乗り越えることができました。
研修を終えて、このような恥ずかしいことややりたくないことは、研修のような機会が与えない限りできないことなので、経験することができてよかったと思います。この研修で学んだことは、即興の力と、初対面の人との接し方です。どちらも社会人になれば必要なことなので、今日の研修で身につけた力が発揮できるようにしたいと思います。

<グローバルビジネスコース> 岩井 将光(ACTION参加)

今回の研修で、自分を表現することの大切さを学ぶことができました。「ACTION」では、始めにバレエの姿勢から体の軸の大切さについて学びました。バレエなんて何かの効果があるのだろうか、と半信半疑で臨んでみましたが、意外にも、周りからの印象という点で日常生活の中でも、軸は大切なのだということを改めて実感できました。また、次に行った笑顔でスキップする体験では、緊張感からスキップすることに躊躇していたけれども、だんだん自然と楽しんで取り組むことができました。最後のウォーキングでは、体の軸や笑顔を意識して歩きました。意外に簡単に見えるけれど、とても難しかったです。トレーナーの方々の助言により、自分の弱点がわかり、その弱点と向き合っていくうちに、少しずつ改善できたので良かったです。
研修を通じて感じたことは、勇気をもって自分のカラを破り、新しい世界に旅立ってみることがとても大切なのではないか、ということです。新しい自分を見つけるには、どうしても躊躇してしまうこともあると思います。しかし、時にはゆっくりと自分自身に向き合って、そこで見つけた自分を身近な人々に堂々と披露してみることや、また、どのようなプロセスにおいても、笑顔を忘れずに前を向いていくことが、とても大切なことだと強く確信しました。

<マーケティング戦略コース> 石井 俊明(ACTION参加)

モデルウォーク行いましたが、それぞれの歩き方から、どのような立ち振る舞いが相手に良い印象を与えられるか提案しあうことで大切な事をたくさん知ることができました。意識してまで歩くことなどなかったので、自分の普段の行動が単純なものであったと痛感させられました。また、音楽に合わせながら、笑顔で手足を同時に出すようなスキップにも挑戦しました。1回目は恥ずかしさから無表情になってしまいましたが、トレーナーの方々のアドバイスもあってか2回目は楽しく取り組むことができました。
今回の「特別研修」を受講して様々なことが発見できました。まず恥ずかしがらず自分を表現しアピールすることがいかに難しいかということです。次に自分が不得意に感じるからといって逃げるのではなく、とりあえず挑戦してみるということです。自分の考え方次第で苦手なものでも、楽しいものにしようとすることで乗り切れるのではないかと思いました。この研修で学んだことは、これからの大学生活や大学卒業後の社会人としての生活に大いに生かすことができると感じました。ありがとうございました。

<マーケティング戦略コース> 彌富 莉玖(INVOLVE参加)

INVOLVEのコースに参加して、自分の意見をはっきりと伝えないといけないことを学びました。今回の研修で、上司に報告書の提出のことでわからないことを聞くというのをやって、上司は忙しくて自分達の話を全く聞いてくれようとしませんでした。時間がない中わからないことを聞くには、まず内容を関係に、自分が知りたいことをはっきりと相手に伝えなければならないと学びました。
またもう一つスーパーの魚売り場の職人さんが怖くて雰囲気が悪くなっていたので職人さんと話し合うことになりました。職人さんは、自分の意志を曲げようとせず自分達の話はほとんど聞いてもらえませんでした。このような場合、1回では納得してもらえないので、2、3回くらいねばって話を聞いてもらうようにすると相手の人も少しずつ気持ちが変わって、わかってもらえると学びました。今まで会話するのは同級生ばかりであまり気を遣うことはなかったけど、社会に出て全く知らない人と話すときに、自分の意志を簡単に伝えられるようにしなければならないので、大学生の間にその力を身に付けていきたいです。

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