杉田 貴瑞 講師SUGITA Takayoshi

Q & A
- 主な著書・論文は?
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著書
- 『改訂版 小学校英語教育概論』(分担執筆、2026)
- 「明治期におけるディケンズ翻案の一研究 Oliver Twistの翻案『小桜新八』を題材に」(論文、2025)
- 「『二都物語』における個人と過去」(論文、2024)
- 担当授業は?
- 1年次セミナー101・102、Basic Academic English Skills A・B、ELF Communication for Teachers、外国文学、人文科学アカデミックスキルズ(ライティング)・(リーディング)
研究紹介
イギリス文学
私は、19世紀イギリス文学、なかでもヴィクトリア女王の治世であったヴィクトリア朝に書かれた文学が、主な研究対象です。その中でも特に関心を寄せているのが、チャールズ・ディケンズという作家です。『クリスマス・キャロル』という作品であれば耳にしたこともある人も多いのではないでしょうか?
ディケンズは同時代の貧困や不平等など社会問題に強い関心を持って作品に描いた作家でした。ただ、それ以上に読者の反応を気にかけた一面もありました。エンターテインメントとしての小説を前面に出しつつ、背後には社会問題など人間存在の奥深さがあるところが魅力だと思っています。そのような作家の描き出す登場人物たちの一見デフォルメされつつも、グロテスクな姿を明らかにしたいと思っています。
日本におけるヴィクトリア朝文学の受容
近年では、ディケンズをはじめとしたヴィクトリア朝文学が日本においてどのように受容されたかについても研究しています。特に対象としているのが、明治や大正という輸入の入口となった時代です。
明治初期の日本は西欧列強諸国の強い圧力をひしひしと感じていたために、文学などよりも科学や技術、政治などの実用的な学問を輸入することに注力していました。そのような時代にあっても一部の作家や思想家は新たな文学を求めて、作品を翻訳・翻案して何とかそのエッセンスを吸収しようと試みたのです。この受容の過程の根底には、未知を既知としたい普遍的な欲望が横たわっているように思います。その営為について強く興味を惹かれています。
ゼミガイド
ゼミの内容を一言でいうと?
- 「イギリス文学・文化の探究」を大きなテーマに、英語を中心とした「ことば」について考察して研究を進めます。「ことば」は普段誰もが使っているからこそ、無意識に十全に使いこなしていると思いがちですが、言語間の壁や文学作品にある表現に突き当たったとき、その奥深さに気づくはずです。ゼミでは、イギリス文学作品における言語表現や、イギリス文化における諸問題について議論することで、各自の興味関心を具体化していき卒業論文をまとめていきます。