玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
全人掲載年

玉川大学教育博物館
〒194-8610
東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8656
Fax:042-739-8654
mail:museum@tamagawa.ac.jp

館蔵資料の紹介 1998年

玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 1998年 > 玉川学園の体育祭小史

玉川学園の体育祭小史

玉川学園の体育祭小史

「玉川学園第四回運動会プログラム」(部分)


本年4月、玉川学園教育研究所から移管された諸資料の中に昭和5年~15年迄の玉川学園旧制中学の資料が多数含まれており、その中に「第四回運動会プログラム」(昭和8年10月15日開催)が発見された。このプログラムは玉川学園の体育祭史上の貴重な資料である。

昭和4年、玉川学園創立の年、11月25日に第一回体育祭が開催されて以来連綿と続けられてきた体育祭も今年で70回を数えるが「学園日記」等に残されている「第四回運動会」について当時の話題を二、三紹介してみたい。

第四回運動会プログラム」の内容は、デンマークより体操指導に来園されていたヒルデブラント先生の指導によって合同体操が発表されている。その他、丘をめぐるクロスカントリー、近郷の小学生や岡上青年団、鶴沼分園生徒を加えたリレー、中学生のタンブリング、女子のフォークダンス、町田までのマラソン等数多くの競技が行われている。またプログラムをよく見ると教職員、生徒、学生が一丸となって準備から進行、後片付けまで行事を運営している様子がよくわかる。

この運動会で注目すべきことは北原白秋作詞、岡本敏明作曲の「玉川学園運動会歌」がブラスバンドの演奏で初めて歌われたことである。

「全人」1998年10月号(No.604)より

前の記事を見る  次の記事を見る

玉川大学教育博物館

このページの一番上に戻る