玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
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館蔵資料の紹介 2000年

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ピエトロ・コンサグラ「ローマ人の会話」

ピエトロ・コンサグラ「ローマ人の会話」

ブロンズ
104×125×18cm
1957年制作
藤沢武夫氏寄贈資料


この作品はブロンズ鋳造による板状のパーツ10枚を溶接してつくられている。

写真で黒く見える部分は鋳造したままの状態にしており、白っぽく見える部分は荒く磨いて仕上げてある。作品の奥行き自体はあまりないが、板状の面の重なり、接合、表面処理によって計算された複雑な空間をつくり出している。

作者のコンサグラ(1920-)は1944年からローマを拠点に制作活動を開始し、それまでイタリア彫刻界を覆っていたマリーニ、マンズー、グレコや未来派などの影響を脱した新しい表現を追究していった。1947年、グループ〈フォルマⅠ〉の創設に加わったほか、1960年のヴェネツィア・ビエンナーレでは大賞を受賞するなど、戦後イタリアを代表する彫刻家として知られている。彼の作品には薄い金属板に彩色したもの、ブロンズ鋳造によるレリーフ状のもの、木の板を記号的に組み合わせたものなどのシリーズがあるが、いずれも直立した板状の形体をもち、正面性の強い作品が多い。

「全人」2000年5月号(No.623)より

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