玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
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館蔵資料の紹介 2006年

玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 2006年 > 抽象4

抽象4

抽象4

エンリコ・プランポリーニ作
紙にパステル
エナメル塗料
49.5×60.5cm
1950年
藤沢武夫氏寄贈資料


プランポリーニ(1894-1956)はイタリアのモーデナに生まれた。ローマ美術学校で学び、1912年に〈未来派〉運動に参加した。〈未来派〉は詩人マリネッティが1909年に新聞で〈未来派〉宣言を発表し、翌年ボッチョーニ、カラ、ルッソロ、バラ、セヴェリーニがトリノで〈未来派〉運動宣言を行ったことからはじまった。この運動は新時代にふさわしい、速度とダイナミックな力をもつ機械文明の感覚を表現しようというものであった。

その後1919年に、チューリヒで〈ダダ〉に参加した。〈ダダ〉は第一次世界大戦の不安の中で、社会体制そのものを否定し、芸術行為によって体制を破壊しようという運動である。1931年には〈抽象-創造〉に参加しながら、独自の抽象表現を確立していった。プランポリーニは〈未来派〉の中でも数少ない非形象描写の抽象へと画法を進めた作家の一人である。カンディンスキー、モンドリアンらと交際し、しだいに構成主義的な方向に進んだ。

「全人」2006年4月号(No.693)より

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