玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
全人掲載年

玉川大学教育博物館
〒194-8610
東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8656
Fax:042-739-8654
mail:museum@tamagawa.ac.jp

館蔵資料の紹介 2010年

玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 2010年 > 喫煙の自画像

喫煙の自画像

喫煙の自画像

片岡京二 作
布に油彩
大正5(1916)年
83.0×53.0cm
まど・みちお氏寄贈資料


この絵は、昨年10月に生前の片岡京二氏と親交のあった児童文学者まど・みちお氏から寄贈を受けた資料である。

片岡氏は、明治32(1899)年に広島県呉市に生まれ、明治45(1912)年から京都市立美術工芸学校で絵を学んだ。大正12(1923)年に上京して本格的に活動をはじめ、個展・同人展の開催や帝展などに日本画を出品して活躍し、当時は若手作家として世の注目を集めた。

しかし、束縛の多い画壇やそこに群がる人々との関係に嫌気がさし、画壇を離れていった。以後、どこにも所属せず、絵本や児童書の挿絵を描きながら、制作活動を続け、94歳で没した。本学出版部刊行の書籍にも挿絵を提供した縁もあり、当館は関係者から作品や関係資料計320点の寄贈を受けている。

作品は、油彩画を描いていた京都時代のもので、彼の記録によると当時洋服屋から布を買い求め、自家製キャンバスをつくって描いたという。片岡氏初期の作品として貴重な資料である。

「全人」2010年3月号(No.737)より

前の記事を見る  次の記事を見る

玉川大学教育博物館

このページの一番上に戻る