資料: 日本菌類誌資料(56)

日本産Mariannaea camptosporaM. elegans var. punicea

Mycoscience 41: 411-414, 2000

奥田 徹・山本耕三*  *田辺製薬(株)創薬研究所

    Mariannaea camptosporaM. elegans var. puniceaを初めて日本の土壌から分離した。M. camptosporaは2種類の分生子柄を形成した。一つは単純な輪生したフィアライドからなり、フィアライドの基部表面は粗面で、分生子は対称な紡錘形で斜めに長く連鎖した。もう一方のタイプは短いフィアライドが密生、しばしば単生し、分生子は小さく、半球形ないし凹レンズ状で、フィアライド先端に塊状に形成した。M. elegans var. puniceaは寒天中に特徴的な赤紫色の色素を生産した。

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Last update on 2001/07/19
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