1年次セミナーのリ サイクル・プロジェクト
玉 川大学では、一年次教育に力を入れ、一年次に大学で必要とされるアカデミック・スキルを獲得するために、担任が1年を通して指導していく「1年次セミナー101(春学期)」と「1年次 セミナー102(秋学期)」」を開講しています。春学期は、学習ポートフォリオの書き方(聴き取り力、読み取り力、発信力をつけます)、文献検索の方法、 文章表現の技術など、大学生として必要なアカデ ミック・スキルの 獲得に重点が置かれています。特に、文献資料の探し方、文献の読み方、レポートの書き方、論述の仕方などは丁寧に指導していきます。秋学期は、具体的なプロジェクトを通して、春学期に身 につけた計画力や調査力と論述力を発揮するとともに、プレゼン力、検証力(実験の結果から検証・改善する力)を磨く事にも力を入れます。

「リサイクル・プロジェクト」は、環境を意識した、子供のための遊具や玩具制作のプロジェクトです。目的は、(1)
環境・リサイクルについて学ぶ、(2)子どもの成長発達についての理解を深める、(3)「計画→準備→実行→評価→次の企画や改善」のサイクルを 通して、チームでの課題遂行力と実行力をつけることです。グループごとに対象年令か ら 設定し、その年齢の子供達の発達段階やよく起きる怪我や事故などを調査・分析した上で、コスト、デザイン、遊びの発展性など、多角的な視点からオリジナル の作品を制作していきます。「リサイクル」だからと言って、コストがかからなければ良いわけではなく、耐久性や子供の安全性、収納しやすさ、遊びの可能性 など、様々な視点から 総合 的に判断していきます。何をリサイクルにするのか、安全性や耐久性を優先して新規に購入するのかなど、グループで研究を深めながら作品を完成させていきま す。対象年齢の 子供達にも遊んでもらい、子ども達にとって楽しいものなのかどうかも実験をして検証します。実験を通して、自分達はいいと思っていた玩具・遊具でも、子ど も達から「つまんな い!」「これだけ?」「まだ、遊ばないといけない?」と本音のコメントが返ってくることもあります。そういうユーザーである子供達の反応を観察すること で、視点を変えることの大切さも学びます。また、このプロ ジェクトを通して、チームとして 1つの課題に取り組むこと、リーダーシップやリーダーを支えるメンバーの役割についても学びます。プロジェクトの集大成と しては、「子供にとって良い遊具とは?」というタイトルでのレポートに取り組み、理論と実践を統合したプレゼンに臨みます。

「課題が大変そ う〜!」と不安になっている人は、どうぞ安 心してください。先輩達もはじめはそんなことを言っていましたが、学年末には「大変なことを乗り越えてこそ味わえる達成感」を味わって進級していま す。教員を目指す人達は、子供達にがんばることの素晴らしさ を伝えていくのですから、少なくとも自分自身がその素晴らしさを知っていなければ、軽々しく子供達に「がんばれ!」なんて言えません。教員志望でない人 も、チームでプロジェクトを遂行していくことはあらゆる職業で求められている力です。大学時代に色々なこ とにチャレンジし、「大変なことを乗り越えて味わえる達成感」を多く経験することは自信にもつながりますので、ぜひ、チャレンジしてください。

2013年度の合同発表会: MATHゲームは、玉川大学のBbユーザー名とパスワードを入力すると閲覧できます。

MATHゲーム

ちびっこパトロール隊

キャ ンパス・トゥデイの記事 (2011年1月)
2008年度のプレゼ ンの様子と最終報告書
2009年度のプレゼンの様子と最終報告書


ふわふわフェルトのオモチャ

鹿ちゃん落とし

いくつのるかな?ぐらぐらツ リー

どきどきワクワクよくばり

アッとすごろく at School

君の知能にズームイン

パクパク魚つりアイランド

なかみは何かな?マジカル ボックス