グローバルビジネスコースの学びを紹介

経営学部ではコース制の特徴を生かしながら、グローバルビジネス・リーダーを養成するための教育プログラム(Global Business Education―GloBE) を展開しています。また、Dual Language Program (DLP)による学修方法にもとづき、2年次からは、英語で書かれた専門書を使用した経営学の学びが本格的にスタートします。

特に3,4年次には、コース科目として、企業経営者を招聘する「経営塾」やケース・スタディを取り入れた実践的な専門科目(「Global Business Studies」「Global Case Studies」「Strategic Management」「グローバルビジネスゼミナール」など)を多く配置し、日本語と英語で自らの意見や考えをグローバルな視野で発信できる総合的な力を高めるための学修が行われています。また、文化や地域の相対的な違いを理解しながらビジネスで成功するための異文化理解について学ぶコース共通科目「Intercultural Studies」も設置されています。

英語力は、日本語リテラシーの養成とともに、自己のアイディアの創出と発信に欠かせない能力となります。コースでは、専門教育、就職、海外勤務希望時などに求められる総合的な英語力(英語による専門科目の理解、様々なビジネスシーンで活用できる英語、4技能が求められる種々の資格試験にも対応できる総合的な英語力の養成を含む)の向上をはかりながら、4年次には、英語力を確認する一つの指標としてTOEICRL&Rスコア700点を到達目標として設けています。また、異文化体験や英語力アップのために、SAE(Study Abroad Experience)留学制度(長期・短期)が利用できる柔軟なカリキュラムを設置しています。海外での体験を通して国際感覚を磨き、異文化理解を深めることも可能です。

2018年度は、グローバルビジネスコースの入学生が4年生となり、将来の夢を実現するために、現在就職活動に励んでいます。今回は、国際経営学科4年の神山晶さんに、グローバルビジネスコースでの学びについて、自らの体験をもとに、お話を伺いました。

「異文化×英語×経営」の学びの実現にむけて

神山 晶さん
経営学部 国際経営学科
グローバルビジネスコース 4年
神山 晶さん

~将来にむけて~

経営学部国際経営学科グローバルビジネスコースを選んだ理由を教えてください。
神山さん:元々異文化や英語に興味を持っていて、かつ将来的に海外に通じた仕事をしたいと思っていたので、異文化×英語×経営を同時に学べるグローバルビジネスコースを選ぶことで、自分の将来に直結した科目を学べると思ったからです。

~学びのスタート~

経営学部入学後の学修プランはどのようなものでしたか。
神山さん:入学当初は正直将来を明確化できていませんでしたが、将来海外に通じる仕事をしてみたいという漠然としたイメージはありました。学業以外では部活動に所属しています。高校時代にもラクロス部にマネージャーとして所属しており、チームで目標に向かって取り組むことへのやりがいを経験し、大学生でも同じ経験をしたいと思いラクロス部のマネージャーを続けています。学生時代の核となるものがあるからこそ充実した学生生活を送ることが出来ています。

クラブ活動への参加(ラクロス部)

~オーストラリアでの1年間の異文化体験~

SAE留学でオーストラリアのThe University of Queenslandに1年間(2年生秋学期から3年生の春学期まで)留学しましたが、動機、また学んだことを教えてください。
神山さん:時間に融通が利く学生時代だからこそ人よりも多くの経験をしたいと思い、海外という環境に身を置くことで何かインスピレーションを受けて自分の成長に繋げたいと思い留学しました。私が一番留学して良かったなと思う事は、オーストラリアでの人との出会いです。様々なバックグランドを持った人達と関わる事で自分の考えを中心として考えていた事が全く違うものに見えてきます。日本が学ぶべき部分もあると気付かされる一方、日本の良さを改めて気づく事もありました。多様性の中で過ごす事の難しさと自分のアイデンティティを客観視することが出来た経験でした。

  • 留学先で使用した英語テキスト

  • Biggest Morning Tea(多国籍の学生によるボランティア活動)

  • ホストファミリーと共に

  • One-day Trip

~アメリカでの就業体験~

SAE留学から帰国後すぐに、夏休みを利用して個人で海外インターンシップに参加しましたが、その動機と就業体験で学んだことを教えてください。
神山さん:語学留学をただの経験として終わらせる事は勿体ないと思い、何か活かせることはないかと考えたのが海外インターンシップでした。アメリカのカリフォルニア州の Aeris Communications, Inc.というIT企業でインターンを2ヶ月間しました。IT最先端のシリコンバレーでのインターンは私の中で挑戦でもありました。私は自動車部門に配属されマーケティングを担当していました。語学留学での環境とは異なりビジネスという環境に慣れるまで大変な思いもしましたが、自分の意志や意見を伝えることで周りの人が助けてくれました。ダイバーシティーをポリシーとしている企業で、社長を始めとする社員の方々が多様性を尊重して仕事に取り組んでいて、将来こういう企業で仕事をしたいなと思いました。

就業体験 (米国Aeris Communications, Inc.にて)

~英語力アップのための継続的な学修~

実践してきた英語の勉強方法について教えてください。
神山さん:入学当初のTOEICの点数は400点台から留学後は700点台を取ることが出来ました。英語というツールを使って海外の方と接する時に重要なのが会話力です。留学前も留学途中も、その場で言いたいことを英語でなんて言うのかな?と疑問に思ったらすぐにメモをして単語帳にして覚えていました。相手が話す文章中に自分が使えるようになった単語や文章は不思議と聞き取れるようになっていきます。留学中に英語で言えるようになる事が増えていくと自信にも繋がり会話の上達に繋がりました。

~「異文化×英語×経営」の学びの実践~

グローバルビジネスコースでは、Intercultural Studies、Global Business Studies、Global Case Studies、Strategic Management、グローバルビジネスゼミナールなど、英書・英文資料を使用し英語でも行われる専門科目がいくつかありますが、何か一つ科目を紹介してください。

ゼミナールの様子
神山さん:グローバルビジネスゼミナールという科目では海外市場でのビジネスアイデアを考える授業を受けました。生徒一人一人に異なる国を指定され、様々なデータを元にその国の市場で展開できるビジネスを考えました。国によって政治的背景や経済状況や文化が違うため、発表内容も人によって異なり非常に面白かったです。ビジネスと聞くと一見難しいかもしれませんが、教授が情報収集の仕方やビジネスを考える過程を教えてくれるためとてもためになります。

プレゼンテーション資料

~アイデンティティを生かしたキャリア形成に向けて~

就職活動と将来のキャリア形成にむけて役立ったと考えることは何ですか。
神山さん:現在就職活動を終えたところですが、外資系IT企業に就職することになりました。就職活動において、私が大学時代の部活動で培った協調性、留学・インターンで学んだ多様性の大切さを活かしきれたと思います。自分が学生時代に経験してきたことを堂々と話せるようになっていました。又、今卒業に向けてゼミでの海外研修の計画をしている最中です。異文化理解を目的としているゼミのため、自分が学生時代で経験してきたことをさらに海外研修で応用できるのではないかと楽しみにしています。

今回は、グローバルビジネスコースにおける学びの実践例を紹介させていただきました。経営学部の学生の皆さん一人一人が、個々のアイデンティティを生かし、国内外で学びながら、様々なビジネスシーンで活躍できる人材として羽ばたいていくことを期待しています。

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