玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
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館蔵資料の紹介 2001年

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埠頭

埠頭

マリオ・シローニ作
キャンバスに油彩
125×120cm
1959年制作
藤沢武夫氏寄贈資料


マリオ・シローニ(Mario Sironi 1885-1961)はローマ大学で工学、ローマ美術学校で絵画を学び、1915年バルラやボッチョーニらとの交流から未来派に参加した。その後1922年にミラノでグループ、ノヴェチェントの設立メンバーとなる。1937年にはパリの世界万国博覧会でイタリアのパビリオンのデザインも手がけている。シローニはイタリアの伝統とキュビスムの発展上にある未来派の実験、そして形而上絵画派の思想から自己の表現を追求していった。作品の多くは都会的情景をテーマに、暗い色調と力強いタッチで詩的イメージを画面につくりだしている。

「全人」2001年4月号(No.634)より

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