玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
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館蔵資料の紹介 2003年

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衣喰住之内家職幼絵解之図

衣喰住之内家職幼絵解之図

曜斎国輝(二代)画
文部省発行
木版色刷36×24cm
1873、1874(明治6、7)年頃


1868(明治初)年、文部省は学校教育で使用する教科書や掛図に加え、家庭を中心にした利用を目的とする錦絵を刊行した。1873(明治6)年の「文部省布達第百二十五号」によれば、この錦絵は幼年期における家庭教育、特に小学校へ入学する以前の教育の重要性を考慮してつくられたものである。体裁は縦約36cm、横約24cm、1枚あるいは2枚続きの木版色刷りで、画面右上に「文部省製本所発行記」という朱印が押されているものが多い。

このうち題名が付されているものは「衣喰住之内家職幼絵解之図(いしょくじゅうのうちかしょくおさなえときのず)」(20枚)、「幼童絵解運動養生論説示図(ようどうえときうんどうようじょうろんせつじず)」(1組2枚)だけである。そのほかに農林・養蚕に関する図(16枚)、道徳に関する図(11枚)、西洋の発明家の図(15枚)、数理に関する図(6枚)、力学に関する図(18枚)、器械体操や馬車などの組み立て絵(6枚)、西洋婦人の着せ替え絵(10 枚)などがある。このように内容は多岐にわたっているが、なかには数理や力学など、幼年期を対象にするには、かなり高度なものも含まれている。

「全人」2003年10月号(No.663)より

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