玉川大学教育博物館 館蔵資料の紹介(デジタルアーカイブ)

教育博物館では、近世・近代の日本教育史関係資料を主体とし、広く芸術資料、民俗資料、考古資料、シュヴァイツァー関係資料、玉川学園史及び創立者小原國芳関係資料などを収蔵しております。3万点以上におよぶ資料の中から、月刊誌「全人」にてご紹介した記事を掲載しています。
全人掲載年

玉川大学教育博物館
〒194-8610
東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8656
Fax:042-739-8654
mail:museum@tamagawa.ac.jp

館蔵資料の紹介 2021年

玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 2021年 > 五戸町立五戸尋常高等小学校建築設計図・資料31点のうち校舎平面図(縮尺200分の1)

五戸町立五戸尋常高等小学校建築設計図・資料31点のうち校舎平面図(縮尺200分の1)

五戸町立五戸尋常高等小学校建築設計図・資料31点のうち校舎平面図(縮尺200分の1)

三戸郡五戸町役場 紙、鉛筆(一部ペン書き)
1925(大正14)年頃 縦70.6×横92.7cm

1900(明治33)年制定の小学校令施行規則では、学校に屋外体操場(グラウンド)と屋内体操場(体育館)を設けることを定め、屋内体操場は土地の情況で欠くことができるとした。本資料は、青森県五戸(ごのへ)町立五戸尋常高等小学校(現同町立五戸小学校)が、1925(大正14)年に校舎を一部新築移転した際の、建築設計図である。図中下方の横長の建物が新築の本校舎で、その右側に既存校舎の屋内体操場を移設し、一部増築を行った。現在の学校の体育館は、体操場と講堂の機能を兼ねる場合が多いが、本例では、本校舎の左に、講堂が別に造られている。
本資料の特長は、設計図のほかに、仕様書と工事費の積算表もある点である。これにより施設の規模・構造・工法・人工(にんく)数などの、詳細を知ることができる。屋内体操場は、旧校地から恐らく曳家(ひきや)で移動させた建坪60坪のものを基に、桁行(けたゆき)2間分拡張して72坪(約238㎡)とし、さらに付属の運動器具置場など4室24坪分を増築した。屋内体操場関連の工事費は、人件費込みで5、145円68銭(物価換算で現在の2、000万円強)と見積もられていた。

「全人」2021年7/8月号(No.862)より

前の記事を見る  次の記事を見る

玉川大学教育博物館

このページの一番上に戻る