玉川大学教育学部「2025森のがっこう」in 山形県白鷹町
― 自然にふれ、親子で学ぶ豊かな時間 ―
10月18日(土)、山形県西置賜郡白鷹町の「愛真こども園」において、教育学部仁藤ゼミによる「2025森のがっこう」山形県会場を開催しました。
当日は、白鷹町内の4つの保育園に呼びかけ、幼児・保護者・保育園関係者など約50名(13組のご家族)が参加。園周辺の自然を舞台に、親子で自然にふれあいながら学ぶ時間を過ごしました。
 
      フィールドビンゴで自然の発見を楽しむ
自然活動は仁藤准教授が担当し、園の周辺を歩きながら身近な自然に目を向ける「フィールドビンゴ」を行いました。
「学校のまわりに、こんなに生きものがいたなんて」「子どもと一緒に自然を楽しめた」との声も多く、親子で笑顔があふれる時間となりました。
 
       
       
       
      子どもは食育活動、保護者は子育て講座へ
その後、子どもたちは自分たちでおにぎりをつくって食べる「食育活動」に参加。
一方、保護者の方々は近藤洋子先生(玉川大学名誉教授)による子育て講座「遊びや体験の変化 ― 今と昔、そして子どもたちの未来のために ―」を受講しました。
「当たり前の“食う”“寝る”“遊ぶ”“出る”がしっかりできる子どもになろう」という言葉が印象に残ったという感想も寄せられました。
 
       
      白鷹町で実現した「森のがっこう」
今回の開催は、愛真こども園の山本幸子園長先生(玉川大学芸術学部卒業/大学院教育学専攻修了)のご縁によって実現しました。
準備にあたっては、白鷹町保育協議会、保護者会、愛真こども園・よつばこども園の職員の皆さまに多大なご協力をいただきました。
学生たちは遠方のため現地には参加できませんでしたが、仁藤ゼミとして「地域に根ざした自然体験の学び」を広げていく第一歩となりました。
参加者の声から
- 子どもたちの楽しそうな姿が見られてとても良かった。
- 改めて外遊びの大切さを感じた。
- 普段なかなかできない親子での自然体験が新鮮で楽しかった。
- 身近な自然に改めて気づくきっかけになった。
- 親子でじっくり自然と向き合う時間が貴重だった。
「森のがっこう」は、自然と人、人と地域をつなぐ学びの場です。
今後も、各地の園や地域と協力しながら、子どもたちの豊かな感性と「生きる力」を育む活動を続けていきます。
さくらの保育園 梅津靖雄園長先生の感想
自然に囲まれて生活していると、その良さに気づかずに過ごしてしまいがちですが、本活動のおかげで身の回りのちょっとした良さに気づくきっかけができました。
参加された方が他の皆さんにこうした気づきを伝えていただけることを願っています。
よつばこども園 横山大輔園長先生の感想
改めて意識をして自然を見つめてみると、色、感触、音、香りなど様々な面白みがあることに気が付きました。今、目にしている風景にフレームをあてること、今、手にした葉がステンドグラスの色彩になることなど新たな視点と新たな感覚を与えていただき、これから本番を迎える秋の楽しみ方が大きく広がりました。今回参加された子どもたちはもちろん、お家の方々も豊かな視点でお子さんとの大切な時間をより楽しむことができることと思います。貴重な体験をありがとうございました。
この事業は、令和7年度国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」から助成を受けて開催をしております。
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