臨床心理学ゼミ：児童養護施設についての講義を受けました！
2023.08.01
7月27日に児童養護施設でお勤めになっている原田ゼミ1期生の大沼さんと、5期生の斗澤さんから、児童養護施設についての講義をしていただきました。どのような子が入所してくるのか、児童養護施設ではどのようなことを行っているのかなど、お二人の経験を基にお話をしてくださいました。「児童養護施設」という言葉を耳にしたことがあっても、子どもたちの生活の仕方や、職員の方たちの働き方など普段では、詳しく知ることができないお話だったため、児童養護施設への関心がとても高まりました。そして卒業生がゼミの学びを実践して活躍しておられる姿を見ることで、強い刺激を受けました。
大沼さんからは、「試し行動」や自傷行為を繰り返し行う子どもに対して、原田ゼミで学んだ知識を生かし行動の背景を考え、適切に対応しているというお話をしていただきました。また、教職を目指す私たちへ『児童養護施設にいる子どもを「かわいそう」と思うことは、子どもに伝わってしまう。そうではなく、「一人の子」として見て関わるようにしてほしい。』とのメッセージをいただきました。「児童養護施設の子だからかわいそう」という考えは持たず、一人の子どもとして、良いところを見つけ、たくさん伝えてあげることが必要だと感じました。
斗澤さんからは、児童養護施設の職員としてどのようなお仕事をしているのか、お仕事のやりがいなどを丁寧にお話してくださいました。また、教職を目指す私たちへ「個人情報の取り扱いに十分留意してほしい。」「提出物やお知らせ、購入品などを早めに伝えてほしい。」とのメッセージをいただきました。児童養護施設と学校のつながりを深め、双方手を取り合って子どもたちを支えていく必要があると感じました。また子どもたちの事情を学校全体で把握し、情報の取り扱いに注意していく必要があることを学びました。
講演を通して、児童養護施設についての理解を深めることができました。これから教職を目指す学生として、児童養護施設の子ども達との関わり方、子ども達や職員の方の生活などを学ぶとても貴重な機会をいただきました。
大沼さん、斗澤さん、ご講義いただきありがとうございました。
（臨床心理学ゼミ：4年 林直哉 3年 加藤咲輝）
