臨床心理学ゼミ:8月22日から24日までの3日間、ゼミ研修に行ってきました!
2023.09.08
原田ゼミは、8月22日から24日までの3日間、ゼミ研修にて福島県川内村、富岡町、双葉町、浪江町、宮城県石巻市を訪問しました。
ゼミ研修1日目は、福島大学とコラボして、川内村立川内小中学園で児童と交流した後、美人の湯とも呼ばれる「かわうちの湯」にお邪魔しました。とろみのあるお湯で、肌の上にベールがかかったように、ツルツルな肌になりました。
夕方からは、蕎麦酒房天山さんの前庭をお借りして、「語る会」が開かれました。この会も福島大学の先生や学生さんと共に参加しました。遠藤雄幸村長をはじめ、玉川大学と川内村との交流に尽力いただいた多くの方に参加していただきました。満天の星の下、花火をして幕を閉じました。コロナ禍でなかなか開催できなかった会ですが、遠藤村長の「こういう時間も復興」というお言葉が胸に沁みました。
ゼミ研修2日目は、川内小中学園にて学習支援、野菜勉強会の方と学食コラボの打ち合わせを行ったり、富岡町に移動して原発事故や津波の被害について学修したりしました。
お昼は蕎麦酒房天山さんで、天ざるそばをいただきました。十割そばは普段食べていたそばよりも色が透き通っていて、そばの香りを強く感じました。天ぷらの椎茸は拳ほど身が大きく厚さもあって、食べ応えがありました。
ゼミ研修3日目は、宮城県石巻市にある震災遺構門脇小学校と大川小学校を訪れました。風化させないために、繰り返さないために私たちができることは何なのか。教師を目指すものとして学生それぞれが思いを馳せる貴重な時間となりました。
今回実際に現地に行き、お話を伺ったことで、あの日もここには生活があり人々が暮らしていたことや、そのすべてを津波が奪ったことを痛感しました。しかし同時に、子どもたちや地域の方々と関わる中で、この地で再び歩き出すための努力や新たな地域のつながりを肌で感じることができました。
この3日間で見たことや感じたことを心に刻み、今回の学びと出会いを大切にしながら、今後の活動に取り組んでいきたいと思いました。
また、各研修の詳細につきましては、他のニュースをご覧いただけますと幸いです。
(臨床心理学ゼミ:3年 齊藤 優美・須田 萌伽)