研究室ガイド

臨床心理学ゼミ:8月24日、ゼミ合宿で門脇小学校に行きました

2023.09.19

私たち原田ゼミは8月24日(木)に宮城県石巻市にある門脇小学校に行ってきました。震災遺構である門脇小学校は、2011年3月11日に発生した東日本大震災によって地震、津波、火災の三つの災害に見舞われ、甚大な被害を受けました。震災当時に校長先生でおられた鈴木洋子先生から、当時の様子を教えていただいたり、校舎内を案内していただき実際に自分の目で確認しながら門脇小学校で起きた出来事について学習しました。

門脇小学校では、当時校長先生でおられた鈴木洋子先生に語り部をしていただきました。実際に鈴木先生とお会いして、小学校を見ながら詳細に当時の様子やその後わかったことなどを説明していただき、教師とは何かについて深く考えさせられました。いつ来てもおかしくない緊急時のために、普段の生活で少しでもその対策をすると教えていただきました。そのために、普段の生活の中で楽しく遊ぶ時とそうでない時とのメリハリを生み出すことが重要だと学びました。子どもの命を考えた学級経営をし、常にいざという時を考える必要があると思いました。

実際の学校見学の他にも門脇小学校に関する映像も観せていただきました。その映像を観て教師とはどのような職業であるかということについて考えることができました。

今回鈴木先生は、教員という職業について改めて考え直すきっかけを私たちに与えてくださいました。今回の訪問を通じて、教員は子どもの命を守る職業であり、その義務を全うするため、それを根底に据えた自分の中での教育理念、教育方針を見つめ直す時間となりました。

私たちのゼミでは教員を目指している人がとても多いので防災教育の大切さについても理解することができました。防災を考える際には、「その地域を知ること」が大切だと改めて気づかされました。同じ悲劇を繰り返さないためにもきちんと過去の出来事から学び生かすことが大切です。現地で鈴木先生の話や、門脇小学校で実感したこと、この日のことを心に留め、これからの大学生活に生かし、教員を目指して、今後の人生を過ごしていきたいと思います。


(臨床心理学ゼミ:3年 柳沼勇太・藤田凜太朗)

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

玉川大学入試ナビ

ページトップへ