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臨床心理学ゼミ:11月6日(月)に福島県川内村と玉川学園が包括連携協定を締結しました!

2023.11.06

同日に、包括連携協定記念講演会が行われ、福島県川内村の村長遠藤雄幸氏にご登壇いただきました。

講演会では、東日本大震災直後から現在に至るまでの川内村の状況や遠藤村長をはじめ、村の方々が行ってきた取り組みと想いについてお話いただきました。また、震災から12年半経った今も尚残る課題や、復興を進める上で新たに生じている課題、震災原発事故を経験したことによって得た教訓についてもお話いただきました。

遠藤村長は、東京電力福島第一原発事故で全村避難した村民に2012年1月31日に「戻れる人から戻る。心配な人はもう少し様子を見てから戻る。」という帰村宣言を行いました。ただ帰村宣言を出すだけではなく、村民のことを思い、行政機能を戻し最前線で帰還環境を整えるなど、帰村できない理由をなくす努力や、今も尚、戻れる環境の整備を進め、故郷を取り戻すために尽力されていることについてお話してくださいました。

また、原発事故の影響についてもお話いただきました。当時、正しい情報が不足していたことで人々の不安が大きくなり、放射能に関する誤った情報が飛び交ったことによって人々の生活をはじめ、福島県の農産物や畜産物、海産物などの風評被害が起きてしまいました。原発に関する情報の不足により風評被害に苦しんだ経験や、風評被害を打開するための努力を伺ったことで、改めて正しい知識を持つことの大切さを感じました。

今回の講演会を通して、震災から12年半という月日が経った今、若い世代である私たちが東日本大震災について改めて考えたり、後世に伝えたりして、風化させない取り組み・風評被害を防ぐ取り組みを行っていきたいと強く感じました。

包括連携協定締結を受け、今まで以上に様々な場面で連携し、川内村と玉川学園のそれぞれの魅力を生かした取り組みを考えていきたいです。


(臨床心理学ゼミ:4年 川田里奈・坂本ゆい)

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

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