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臨床心理学ゼミ:川内村の川内野菜勉強会の方々が来校されました

2023.12.07

11月23日、福島県双葉郡川内村の川内野菜勉強会の方々が玉川学園を訪問されました。当日は、野菜勉強会の方々にご講義をいただき、一緒に学食をいただきました。

野菜勉強会は、震災・原発事故から4年後、相双農林事業所双葉普及所による勉強会の参加者を中心に、勉強会設立の機運が高まり有志が集まり設立されました。野菜勉強会の目標として「未来を担う子どもたちのお手本となるような活動に挑戦する。」や「川内村村民の生き甲斐、安らぎの場、結びつきを考える取り組みを行う。」などが掲げられています。活動の一つとして、川内小中学園のコミュニティーハウスである「にじいろ」とコラボし、食育の一環として児童と野菜作りを行っておられ、川内小中学園の児童が作ったタマネギが、給食のメニューとして出されたこともあるそうです。

川内村の特徴として、標高が高く盆地であることから、年間の平均気温が低く氷点下10度を下回る日があることや1日の気温較差が大きいことが挙げられます。そのため、寒さに耐えるために糖を出すことで、甘みの強い美味しい野菜が収穫できると説明していただきました。

野菜勉強会では、茄子やネギ、大根、白菜などに加え、紫ブロッコリー、ケール、フェンネル、トレビス、ロマネスコ、コールラビーなどの西洋野菜も栽培しております。収穫した野菜は、村祭りなどのマルシェやイベントで販売されています。安価でおいしく、種類も豊富であるため、野菜勉強会の野菜めあてで開始前から列ができ、午前中にはほぼ完売しているそうです。県内でも有名な川内ネギは、3.5キログラム500円で販売されており、1人で5袋購入された方もいたとのことでした。

野菜勉強会からの講義後には、川内村と学食とのコラボメニューである「野菜たっぷりポトフ」「南瓜カレー」「パンプキンスパイスラテ」を一緒にいただきました。どのメニューも好評で、パンプキンスパイスラテに関しては、おかわりする方がたくさんいらっしゃいました。

今回教えていただいたことを踏まえて、来年度以降は野菜勉強会の方々とより綿密に相談させていただきながら、川内村や野菜の魅力を最大限伝えることができる旬の食材を使った学食コラボメニューを考案し、広めていきたいと思いました。


(臨床心理学ゼミ:4年 長谷川 栄空・川本剛聖)

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