玉川大学 学士課程教育センター

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学士課程教育センター 設置の意義

学士課程教育センター長 大藤 正

玉川学園は2009年に80周年を迎えましたが、この年に学士課程教育センターが設置されました。学士課程とは大学四年間の課程であり、大学を卒業すると学士号が授与されます。
学士も修士も博士も学位の一つで、博士課程、修士課程という言葉は辞書にありますが、学士課程という言葉は辞書にはありません。しかし、学士課程とは、学士の学位を与えるための大学の課程ということになります。
学士課程教育センターは、学士課程教育に関する研究を行い、国内外の諸研究機関または諸教育機関等と連携を密にし、玉川大学における学士課程教育の構築・充実を図ることを目的としています。さらに研究活動の成果を活かして、国際的に貢献することも目的としています。
学士課程教育センターのテーマとしては、学士力に基づく教育の質保証、高大連携・接続、初年次教育、日本語能力教育、ICTの利用、FD(授業評価・授業改善・新任教員研修など)とSD、教育業績と研究業績による教員評価など多岐に渡ります。

コア・FYEから学士課程へ

学士課程教育センターの前身はコア・FYE教育センターです。本来、大学は「学術の中心として、広く知識を授け、深く専門の学芸を教授・研究するための学校(大辞林)」でした。しかし日本における大学への進学率はいまや50%を超え(このことをユニバーサル化といいます)、大学において専門の知識や技術を身につけるというより、どの専門に進むのかを大学に入ってから決めるという学生が増えてしまいました。
その結果、必要とされたのが初年次教育です。玉川大学は、日本の中ではいち早くこの考え方を研究し、取り入れてきました。大学の一年生の科目は100番台、二年生は200番台、・・・、そして大学院の一年生は500番台と分類されますが、本学の初年次教育は大学一年生が一番初めに学ぶべきものとして、「一年次セミナー101」「一年次セミナー102」という科目を、平成17年度からコア科目の中で開講しています。そして、コア・FYE教育センターを設置し、初年次教育だけでなく、コア科目全体の見直しを図り、FDを推進し、成果を上げてきました。
初年次教育では、学生の進むべき道を学生と教員が共に考えようという考え方で進められています。学士課程教育では、この考え方をさらに大学四年間にまで広げ、学生の成長を大学全体で支援しています。

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